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ヨコズキゲーム’

ゲームの事しか書いてない らじてんのブログ。

ペルソナ5のトロコンと余計な考察 ネタバレあり

アトラス RPG ペルソナ 感想 近況

 「ペルソナ5」しかしてないので「ペルソナ5」の事しか書けない。俺です。

 

 こないだ実家から戻って母子だったが、奥さんが腰に抱えていた爆弾が炸裂したため、もう一度実家に強制送還。おかげで悠々と2周目プレイに励めた。

 

 

トロフィーコンプリート完了

 ずっとプレイ中の、ペルソナ5の2周目プレイ。

 2周目は、トロフィーコンプリートをしつつ、棚アイテムを全て揃えることが目標。

 まず、ヌシ釣りは夏休み中に終了させた。後半戦に入ってから気づいたけど、多分夏休み中に終わらせないとヌシ出現タイミングほとんどないよね。恐ろしい(わざわざ確認してないが、雪の日とかは釣れたかも)。

 次は全書埋め。初周にあまり埋めていなかったことが災いして(ラスボスがザコ化するのを嫌ったのだが)、金がモリモリ減る。100万くらい一瞬で溶ける。太陽・運命のコープアビリティーを活用して先制チャンスで稼いだが…メメントス下層でも瞬殺が発動するレベル60後半になると、稼ぎが一気に悪くなった。

 こうなると、初周では気にならなかった瞬殺オンオフがとにかくほしい。竜司のコープを止める手も考えたが、終盤の自由行動がどれだけ余るのか不安もあったため、10月末に上げきってしまったのが失敗。瞬殺回避しながらザコと戦い続けるのは、想定していた数倍怠い。竜司、がんばるんじゃねえ。

 稼ぎプレイがえげつなく怠くなってしまったので、全書埋めを後回しにして刈り取る者、隠しボスなどにも挑んだが、笑ってしまうほど強い(そう来なくっちゃ感)。プレイヤーレベル60、ペルソナレベル80強化なし程度では微々たるダメージしか出せない(キャラレベルもダメージ補正が関係してるっぽくて余計にきつい)。しかし隠しボス、負けるうちに挑んでおいてよかった(負け時の総攻撃がよい)。

 やっぱりレベルを上げるしかないが、雑魚の正面から当たり続けるのは本当に辛い。これが学生時代なら喜んでやったろうが…心が負けてインフルエンザに頼ってしまった。

 おかげで、あっという間にレベルが95に。レベル上限突破のために支払いをする必要もなくなり、全書をあっという間に埋めきる。ここで強化ヨシツネを作成しようか迷ったが、それはエンドコンテンツなので一旦見送り。

 あらためて、刈り取る者、隠しボスと順番に撃破する。レベル上がってダメージが通るようになったため余裕を持った勝利。隠しボスは今回のバトルシステムを存分に活用しており、非常に満足度が高かった。ペルソナを強化合体すればより一層楽だったろうが…。まぁそこまですると簡単過ぎて味気ないので、丁度良かった。

 あとは、コープをMAXにするだけとなったため、ヨシツネを作成し、昼はデート、夜はカレー作りをしながら、毎日アイテム・強化合体。それでも12月後半、一週間ほど何をして過ごすか困るほど余裕があった。

 最後のランクアップを経て、めでたくトロフィーコンプリート。

 

あらためてプレイすると疑問が

 トロフィーコンプリートも終わったので、後はもう、クリスマスイベント、バレンタインイベントなどで、色んなパターンを見て過ごすのみ。

 というわけで、終盤の展開をまったり眺めていたのだが、あらためてプレイしていると、色々疑問が出てきた。

 

 

 ※ここからはネタバレ全開※

 

 初周プレイでは、終盤怒涛の展開に押し流されて咀嚼出来ていなかったが、2周目をプレイしていると、細かい疑問点がいくつか出てきた。

 前提として、自分が見落とし勘違いしている可能性はある。ゲーム内で答えが用意されているべき、などとは思わないし、自分の場合、疑問点がドラマの足を引っ張ることはなかったので重箱の隅に錐を立てるような行為でしかないが、引っかかった点をちょっとメモしておこうと思う。

 

仲間のペルソナ覚醒理由がよくわかんない

 初周プレイ中は、既存シリーズの影響と、テンションの高い覚醒シーンのせいで気にならなかったが、あらためて考えるとよくわからないとこがある。

 モナの説明で一時は納得いっていたが、メメントス最下層を隔離されたものがパレスとなると、じゃあ、ペルソナ能力者は?という疑問がわく。覚醒前は、パレス主同様、メメントス最下層にいたんだろうか。

 とりあえず、主人公のペルソナ能力については、明智の件を考えても、恐らくヤルダバオトにもらったもので決まりだろう。

 しかし、他キャラのペルソナ能力の所以は詳細不明。既存シリーズごとにペルソナの設定、覚醒方法が違うため、あれらは参考にしないとすると、単純に、認知世界内で己の内面(欲望願望)を直視した結果??あるいは、無意識にヤルダバオト提供の自由を拒否した場合、覚醒する仕組みか??いずれにせよ、根拠にできる言及がないので、もやっとした気分が残る。

 やっぱりモナの発言通りなのか。もしペルソナ覚醒方法が自分の想定通りなら、たまたま認知世界に入ったのが明智と怪盗団だけだったから覚醒者が限られただけで、認知世界に入り、なおかつ、内面を直視 or ヤルダバオトの拘束を拒否すれば、実のところ、誰でもペルソナ能力に目覚めれたのかも知れない。

 

 ※ディレクター橋野氏の発言でペルソナ覚醒についての言及。

www.famitsu.co ヤルダバオトとの関係性については語られていないため疑問が残るが、やっぱり、ペルソナ能力自体は、誰でも目覚めることができるものとして扱われてる様子。だよなー。

 

アプリについてもよくわかんない

 アプリと能力を手に入れたことが自身の転機となった…と明智が語ったことを踏まえると、アプリをくれたのはヤルダバオトで間違いない。ただ、そのアプリに伝染する能力を付与したのは何故なんだろう。自分の記憶がダメなせいで順序が曖昧なのだが、ペルソナ能力覚醒者だけに伝染するようになっているんだろうか。だとしたら、随分自分の敵を増やすアイテムを、被験者に送ったもんだ。変態なのかあいつは。よっぽど勝つ確信があったとか、色々考えられるが、釈然としない。

 個人的には、愚者のコープが偽イゴールとの絆と見せかけて、実は裏で積み重なっていた本物との絆だったということから(コープランク10の説明を拡大解釈すればだが)、アプリの伝染能力は実は幽閉されたイゴールの力だったと思いたいところだが…。

 

ヤルダバオトが本当に望んだ筋書きもよくわからない

 ヤルダバオトの目的は、怪盗=混沌 vs 探偵・政治家=秩序という図式を作って大衆に問う中、緩やかな心理操作しかできなかった自身の能力を拡大、結果、現世とメメントスを融合=現世降臨して、実質的な現世の神となること…だったと推測されるが、この件に関して、ヤルダバオトの発言はすこぶるキレが悪いように感じる。怪盗団(モナとユースケ)が推論で冷や水をぶっかけると、全無視して俺すごい発言を繰り返すのみに…。正体を現して以降、対話能力が最低だなお前。

 怪盗団を最下層に招き、対決においてわざとダメージを負うことで、大衆の心理操作を助長しつつ(俺たちの聖杯がやばい→大衆が力を送る)、大衆の力で無敵アピールすることで怪盗団の心を折り、吸収した大衆の力を使って現世とメメントスの融合を果たした……という推測は可能。となれば、対決の必然性と融合タイミングがうまく重なるんが、あの野郎はちゃんとしたことしゃべらないので、結局は推測でしかない。別に怪盗団と対決しなくても融合できたんだとしたらえらくタイミングがいい。

 ベルベットルームを乗っ取り、明智にペルソナ能力与えて暴れさせ、わざわざ1年近くスタートダッシュに差をつけてから主人公にもペルソナ能力を与え、その後は都度ベルベットルームで主人公を出迎えながら、集団認知を操作するという、めちゃくちゃ手の込んだ回り道をした理由はよくわからず、どんだけマメなんだお前。これがニャルラトホテプなら操って楽しんだで解決するんだが、そういうキャラじゃないもんな統制神…。

 そんだけマメに色々仕込んだ挙句、自分が与えたペルソナ能力は封印不能、おたついてる間に頭ぶち抜かれてるあたり、ずいぶん鈍臭いラスボスと言える。いや、ポッと出とか、雑魚雑魚しい振る舞いをしないラスボスだと思うけれどもね。よく考えたら鈍臭えなってだけで。

 

完全版待ちしていいのか

 で、こういう疑問についてグダグダ考えていると思考が横道に逸れ、冴による質問が変に粘り気を帯びてくる。

 まるでシドウとの因縁が仕組まれたものだったような演出。シドウとの再会以降は、プレイヤーの手を離れて、主人公が仕組んでいたかのような選択肢が出るが、シドウとの再会そのものは、第3の手によるものだという印象を与えるテキストになっており、なんだその思わせぶりはという感覚が残る。

 まぁそこは勘繰り過ぎかな!!と、流せていた疑問がやっぱり流せなくなってくると、明智亡きあと、要所以外で明智に言及がないことや、冴には意味のない引き継ぎ用アイテムがあるのに明智にはないことなどがどんどん自分の中で強調され、ひょっとして完全版という線もあるのか?!?と思えてくる。

 確かに完全版が出て、定番になった永劫アルカナ登場、明智のアフターフォローが見れたり、レベル80以上のペルソナに意味が出て、瞬殺や一部不遇なコープに調整などの重箱の隅をつつく微調整があると嬉しいな、とは思うが…(ついでにOPで1カットしか出番のない真・春もなんとかしたげてほしいし。あの春のアンニュイ加減は一体…)。ゲームシステムの方は拡張に無理があるほど完成度も高い仕上がりなので、なかなか難しい気持ち。

 

とりあえず、公式設定資料集を待てということですね。

 

 

 

今日は以上。

ペルソナ5:2周目

RPG アトラス ペルソナ プレイ 近況

 燃え尽きてしまって、久しぶりに次なんのゲームするか思いつかない。俺です。

 とりあえずシルバー事件やるかな。アーカイブス含めて、もう何度もプレイしてるけど、雰囲気変わらずテンポよくなってるなら回顧の意味も含めて再プレイしたい。

 

ペルソナ5 2周目

 初周でパラメータは上げ切ったので、全コープMAXなど、トロコン目指して2周目プレイ中。

 現在、カネシロパレス。コード解除面倒くさい…。

 

2周目の塩梅

 単純に気楽。

 初周でパラメータを上げ切ったお陰で、自己修練にキリキリせずとも、ぼちぼちで日々を送れる。何なら上げるコープがなくて意味もなく銭湯に行ったりできる。初周では各種イベントや直近のフラグ解除の為に右往左往した面もあるが、そうしたシビアな楽しみから、ゆるゆると楽しめる形に。

 初周で節制をMAXにしたおかげで、節制解放後は即授業サボリ・マッサージで行動時間が大幅に増えた。現状、6月後半で読む本がなくなるくらいだし、これなら本読み全コンプも余裕そう。

 戦闘も余裕。基本は空間殺法で終わる。物理耐性も無視してゴリ押し。ボスもチャージ剣の舞で一瞬。初周回ではほぼ使わなかったオートヒールが大活躍。中盤くらいまではこれでいけそう。

 敵をまめに倒してるわけではないが、月MAXのおかげでレベル不足ということもない。ただ、初周と違ってメメントスは敵を無視して進んだりしているし、後半の資金不足が若干不安ではある。全書埋めに相当お金使いそうだが、これについては最悪、ラストダンジョン付近で無理矢理なんとかしようと思う。いつ作れるんだろ…サタナエル。

 未知の不安要素があるとしたら中盤以降しか遊べないゲームと釣り。特に釣りは初周ノンタッチだったので、どのくらい日数が必要なのか読めない。ヌシ釣りやれるかなぁ。

 隠しボスは多分なんとでもなるのでそんなに気にしてない。

 

2周目で面倒なところ

 これはもう初周の面白さとトレードオフだと思うが、ダンジョンが完全に作業と化しているため、ギミック解除が非常に面倒くさい。まぁ、この2周目の面倒くささがあっても、初周はちゃんと「攻略」ができる方が好みだが。

 また、初周では真面目にステルスしたものの、2周目となると正面から殴っても瞬殺なので、めちゃくちゃにダッシュしたくなる。しかし、そこで警戒度が案外面倒くさい。追い出されるまで行かずとも、心理的に邪魔臭いというか…。悪魔のコープアビ、どうせならMAXで警戒度無視になればよかったんじゃないの。

 いずれにせよ、どれもこれも大した問題じゃないが。

 

とりあえず

 初周では最速でイベントが訪れてしまったので、日和ってスルーしてしまった武見と引き返せない関係になった。

 そこから釣った魚に餌をあげないのが主人公なんだけど。デリヘル先生呼ぶし。コープ上げの隙間見て、ちゃんとフォローしてあげなかったらフラれるとかないのかな。

 しかし、他キャラもなんだかんだで気になる。特に、もはや怪盗団メンバーと言って差し支えない貞代と、あからさまな尾行以外はかなり普通なキャラ真、スルー時の反応が強烈だった春の3人。付き合ったらあいつらどういうキャラを見せてくれるのか気になってしょうがない。あと、貞代はクリスマスに連れて行ったとき、そうじろうの反応がすごいと聞いたので余計に見たい。どうしよう…。

 

 

どうしよう…今日は以上。

「ペルソナ5」ネタバレあり感想

ペルソナ アトラス おすすめゲーム RPG 感想

 2週間近く、全力でペルソナ5を遊び尽くすためだけに生きたので、燃え尽き具合がすごい。俺です。

 1周目をクリアし、あとは隠しボスだのなんだのをまったりとこなすモードとなったため、ネタバレのえぐい感想を書こうと思う。

 長いよ。

 

 ペルソナ5はクリア直前までネタがびっしり詰め込まれていたため、ネタバレをくらうと楽しみがかなり死ぬと思うから、まだ未クリアの人はこんな反芻垂れ流しを読んでないで、ゲームの世界に帰ってください。

 

 蛇足の考察(ってほどでもない)はこちら。

 

 

プレイ状況

 PS4版をプレイ。

 1周目をクリア。2周目プレイ中。初周クリアは100時間程度。

 コープ全MAXはならず(塔・刑死者が残ってしまった)。ヌシ釣り、刈り取る者撃破など、トロフィー要素なども未コンプ。

 P4Gをプレイ時、恋人関係になれるキャラ全員とつきあって修羅場イベントを経た結果、一旦思い入れたキャラをゲームだからと言って傷つけて楽しめるタイプではないと気づいたので、今回は一人だけ付き合って穏やかなエンドを迎えた。

 

 

バトルシステムなどについて

 大まかな感想は、前回書いた「ペルソナ5 ここまでの感想(ネタバレなし)」で書いた内容とほぼ変わらない。

 終盤は、レベルを上げすぎてチャージ物理連発で終わってしまったが、まぁこれはいつもの事と言えばいつもの事…。コープ進行度合いが悪くても詰まってしまわないバランス調整を考えればしょうがないんだろう。というか今作最大の敵はボリュームだろうしな…。

 コープアビリティーが充実した際は、先制銃撃、ハックで逆転包囲、戦闘中バトンタッチ・メンバーチェンジ、交渉でもゴリ押し、さらに雑プレイでもファイナルガードで完全防御するなど、縦横無尽かつ無双なプレイができる*1

 操作は徹底的に遊びやすく、アニメーション、カメラ演出も小気味よく、敵味方共にキャラがしゃべり倒す戦闘は、戦闘終了後の演出がちょっと長い以外は、極めて良好。これ以上の出来は想像できないくらい。

 奇をてらった新要素よりも、培ったコマンドバトルをギリギリまで研ぎ澄ました内容で、最後までほとんどストレスなく、ゴージャスなボリュームを楽しまさせてもらった。

 

日常パートについて

 本筋に関係ないお遊びは控え目(釣りとバッティングセンターくらいか)ながら、とにかく色んな施設が大量。パラメータとコープ上げを無駄なくこなそうとした結果、お出かけスポットを活用できたとは言い難いが、それでも色んな施設に遊びに行く楽しみがあった。

 要素が大量ゆえに、スケジュール圧迫がやばいのでは?と想像していたが、随所でパラメータアップボーナスが挿入され、少なくとも3や4の初周よりは余裕のあるプレイができた。ゴールデンに比べると、キャラ好感度の上がるミニイベント(夢)などは少なめだった印象だし、3~4を通過した後だからそういうプレイを出来ただけの可能性もある(というか、コープイベントなどで小刻みにリセットを行い、相当良い選択肢をチョイスしたりしながら遊んだのがでかそう)。

 オープンワールド系ゲームのように、充実のマップ、充実の施設群…ということはない(ゲームが違うので比較するのもおかしいんだけど)、RPGの日常パートを過ごすには十分凄まじい物量密度で、おなか一杯にしてくれた。

 

グラフィック・UI全般

 PS3と同発ということもあって、テクスチャの解像度はムラがあるし、背景オブジェクトは今時珍しい影なし(というかトゥーン影のみ)。しかし、UIやデザインによって、グラフィックが全くしょぼく見えない気にならない。とてもいい密度で都会の雰囲気が表現されている。また、各パレスのデザインなどダンジョンの美術も相当に凝っている。

 頭身が上がったにも関わらず、キャラの表現やモーションもとてもいい。バトル周辺のモーションや演出は出色の出来で、総攻撃の気持ちよさはシリーズ屈指の仕上がりだと思う。

 また、各キャラのペルソナ覚醒シーンは最高に気合が入っていて、外注かな?と感じたほど。ラスボスの放つ技とかも急にナルティメットばりのエフェクト表現で外注かな?と思った。

 イベント時のモーションなどでは、技術的な古臭さを感じた部分もあるものの、違和感を感じさせることない、よく管理された丁寧な仕事で全編満たされていたのはとても好感度が高い。

 

お話について

 ここからは全面的にネタバレたことを書く。

 

 ミステリー仕立てとしたP4ででかいトリックと大きな分岐を用意し、楽しませてもらった後だったので、まさかここまで大仕掛けを連発してくれるとは思わなかった。

 振り返れば、タイトル画面でNEW GAMEを選択した直後から騙しが始まっている。回想方式の進行に意表を突かれ、主人公以外の視点でのイベントがあることに驚かされたが、そういった演出すら、トリックのための仕掛けとは思わなかった。

 パンケーキのくだりで、明智のおかしさは気づいていたが、騙すために、戦闘メンバーとしてなんら遜色ない作りこみをしているのは、惜しみないどころか常軌を逸した努力。足立と違い、尖った境遇のキャラではあるのだが、悲惨な生い立ちと、CV:保志総一朗の熱演(ほんとにすごかった)で、明智のことを、すっかり気に入ってしまった。シドウ後は嘘みたいに明智に対する言及がなくなってしまったので、まだ何かあるか?!と身構えたものの何もなし…。とは言え、利己的な連続殺人者をメンバー再加入させるのはさすがにテーマ崩壊なわけで…仲間を全員裏切って明智と共闘するジェノサイドルート追加か、少年院で共闘する更生後アナザールートしか想像できないので、DLCや完全版?でよろしくしてくれてもいいんですよ…??

 少なくとも、ロキを使わせてくれ…ロキを…。

 明智に対して疑いは抱きつつも、まさか主人公自体が(ある意味)プレイヤーを騙すとは思わず、きっちりハメられてしまった。

 で、一度ハメられたせいでもう大きなビックリはないだろうと油断しきったところに、イゴールの件ですよ。本当に不意打ちに驚きすぎて、泣いてしまった。シリーズファンほどCV交代にしょうがないと納得して騙されるわけで、あんなんマジでずるい。

 ラストは、四大天使にヤハウェが登場して、もはやメガテンスケール。

 3~4を超える元気玉展開の結果、少々恥ずかしいノリにすらなっていたが、同時に胸を打つものでもあった。

 怠惰にとらわれ、怪盗団vs神の戦いにも傍観者でいる大衆の姿は、どんなかっこいい漫画のキャラに感情移入しても、結局現実の自分とは微塵も重ねることのない自分を見せられるような展開で、苦々しくも襟を正そうという気持ちにさせてくれた。

 正直、ラスボス撃破後のエピローグはいつもにも増して長いが、怪盗団の活動に対する負の面を、主人公に一手に背負わせ、現実的に贖罪させる展開には脱帽した。ペルソナ能力がなくても、現実と戦えると示す仲間の姿はほんとうにかっこよく、今回のテーマを走り切るには必須、と判断したスタッフの気概を感じた。

 期限が提示される前の怪盗団の戦いは基本、お節介か義憤に装飾された歪んだ自己顕示欲スレスレだ。そんな身勝手ともいえる戦いを、最終的には結局身近な誰かのため、というところに着地させながら、しかし決して近距離の問題だけに収束させてしまわないよう、随所に工夫を凝らし、ファンタジーだからという片づけ方に留まらない挑戦をやり遂げた物語は、ペルソナ、アトラスらしく、本当に素晴らしい。

 

コープメンバーについて

 今作は、コープメンバー、仲間との結びつきをより強く感じた。

 まず、ほとんどのコープイベントでメメントスイベントが発生し、プレイヤーが能動的に障害を排除しなければならないのが大きい。こいつの問題を解決したい!と思って行動することで(それがコープアビリティー目的でも)、そのキャラの置かれた状況と抑圧がより強く印象に残ったし、自分が解決したという実感からキャラに対する愛着がより一層わいた。キャラとの交流がRPG部分にもしっかり意味が出る構造自体も素晴らしいが、コープアビリティーも大抵有用で強く、キャラの面からも性能の面からもお気に入りが見つけられるようになったのはいいことだと思う(ちゃんとステルスしたらほぼ不要な大宅は、ちょっとかわいそうにも思うが)。

 また、シドウ前、ラストバトルなど、数回に渡ってコープキャラが応援してくれているイベントが入るのも、結びつきを強めることに拍車をかけている。コープイベント自体が全体にいいイベントだらけだったのもあって、お気に入りキャラが多い。

 ただ、コープメンバー以外の、仲間同士の結びつきとなると、少々ドライにも感じた(特に4と比較した場合、だが)。

 和気藹々としていた4メンバーに比べると、結構な罵りあいが少なくないし(喧嘩するほど仲がいいとは言え)、常に怪盗団活動が中心にあるせいで、純粋に息抜きで仲間が一緒に遊ぶイベントは少ないとも感じた。

 あとは既存キャラ被り回避と、役回りの問題で損なキャラも目立つ。

 最初に出会うせいで、今作の相棒ポジションか!?と思ったら、怪盗団結成後は怪盗団負の一面を一手に体現させられる竜司。すぐにキレる(わりに解決能力が低い)性格を反省するタイミングが与えられないままなのがかわいそうではある。いやしかし、モルガナにはちゃんと謝れよな…。

 また、真も冷静な分析思考の役割を振られているためか、かわいげのあるシーンをほとんど見れず、いまいちグッと来なかった。恋人になったらそういうところが見れるのだろうか…。一方、普通過ぎるほど普通なのに、キャラとしてしっかり成立しているのはすごい。

 終盤のモルガナ関連は全般涙ぐんでしまった。今作最高のキャラだ。おかげで竜司が余計にヘイト稼ぐんだけど。

 夢のように最高の仲間に囲まれる4と比べると少し物足りなさもあるが、全体的にはやっぱりいいキャラがたくさんいて、2周目での交流も本当に楽しみ。

 

主人公について

 不敵な笑みで怪盗活動するペルソナ使いの主人公…という感情移入しづらいキャラを、冤罪と(一見)嫌な大人で囲ませて感情移入させておきつつ、要所で、プレイヤーにフェイクを仕掛けてくる主人公。お前はヴェノム・スネークかよ。

 肝心なところばかり薬の効果で回想しないのもそうだが、ラスト、面会室において、冴の質問と選択肢を見た時は「まさかこいつ…?!」と勘繰らざるを得なかった。少なくとも、この瞬間主人公は、プレイヤーである自分の手を完全に離れた、とんでもないトリックスターだったよ…。

 

時代にそぐわない最高のゲーム

 できることも、バトルも、お話も、圧倒的ボリュームで燃え尽きさせられるほどに詰め込まれた本作。

 11月以降は、これで終わりか?と思う度、さらなる展開で度肝を抜かれ、ペルソナ罪以来のスケール感を見せてくれた。

 あらゆる面でのボリュームのすさまじさと、終盤の意表を突く展開の連続に、やめ時を見失うというか、やめ時を見失っても大丈夫な人間しかプレイできないじゃんこれという風にすら思う。

 それだけに、やめ時を見失ってプレイできる時間を用意して挑んで本当によかったと感じさせてくれるだけの内容だった。

 内容自体は、研ぎ澄まされているとは言え、コマンドバトルRPG+アドベンチャーゲームという体裁で、新しいところは一切ない(アホみたいにかっこいいUIくらいか…)。前時代的ですらある。しかし、各種要素を今の力で洗練させ、今だからこそ、アトラスだからこそ語れるテーマで、全力投球してくれた。

 

 この全力投球を全力で受けれて本当に良かった。

 本当に最高のゲームでした。ありがとうございました。

 

 

 

今日は以上。

*1: PS3版で追い撃ち・メンバーチェンジをした際、テンポ悪くないのかちょっと気になる