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ヨコズキゲーム’

ゲームの事しか書いてない らじてんのブログ。

「ジ・エルダー・スクロールズ スカイリム」

 結構前に終わっていたのだが、感想を書いたりする暇がなかったので今に。

 現在はアーマードコアVをぶりぶりプレイ中。
 友人とだらだら話ながらアセンブリ(各種パーツのセットアップ)をするのが楽しい。



 クリアから一ヶ月近く経過し、気分が少し落ち着いてしまったので、熱のない感想になると思う。


 正式名称「ジ・エルダー・スクロールズ5:スカイリム」=通称スカイリムをクリアした。
 何時間プレイしたのかわからんが、バグで解除不能だったものを除き、全実績解除。

 とにかくボリュームの充実しまくったゲームだった。
 腹いっぱい感がすごい。

 ゲーム自体の概要をさらっと。

 スカイリムは長く続くエルダースクロールシリーズの最新作。
 亜人を含めて複数の種族が暮らすファンタジーRPG。
 今作スカイリムでナンバリングは5となるものの、拡張シナリオを含めると10作以上がリリースされているロングシリーズ。
 独自の信仰体系、文化が練りに練られて設定されており、シリーズ全部を通しての厚みは圧巻。

 基本的に、一人用MMOとも言えるような設計になっており、クエストを受注してそれを解決するために冒険する構成になっている。
 当然、MMOとは違ってかっちりしたメインシナリオが用意されているが、自由度が売りの本作はそれらを無視しても良い構造になっている。
 騎士として生きるも良し、魔導師として生きるも良し、泥棒として生きるも良し、殺人鬼になるも良し、ひたすら動物を狩っても良いし、戦闘という戦闘を避けまくっても良いし、書物という書物を集めても良い・・・そういうゲームである。


 前作オブリビオンで家庭用ハードにおいても一躍有名になった本シリーズ。
 自分も、前作オブリからのプレイになるので、正直エルダースクロール世界には疎い。

 今作でパワーアップしたポイントと思われる箇所を列記していく。

 グラフィック、表現の向上。
 まぁ、最新作なのでこの辺は言うまでもない。相変わらずキャラクターの顔は厳ついわ、老けてるものの、過酷な世界なのでしょうがないと自分を納得させよう。
 水の表現も綺麗になったし、遠景から近景の描写力も上がった。近寄るといきなりモデルがダイナミック変形し過ぎて興冷め!ってタイミングはかなり減ったと思う。
 フレームレートも安定してて、余程でないと処理落ちもしない。
 オブジェクトの密度も向上。この点は歩いてるだけでも楽しい、という事に繋がるので嬉しい。

 生活感の強化。
 プレイしていると正直思ったほどパワーアップした印象があるわけでもないが、一つの集落内でちゃんと職業の役割分担があったり、どのキャラにも生活のための描写があるので、生きている感が上がった。無駄に尾行する楽しみも上がった。
 ただ、観測範囲では、流通の描写がないため、木こりが木を切る描写はあっても、それで出来た木材を売ったり、二次加工する描写はなく、個々で完結していて、こう世界が連動して動いている感覚は薄かった。
 まぁそこまでやってもどれほど効果があるのか疑問ではあるんだけどね。

 戦闘システム、というか三人称カメラとモーションの強化。
 やってることは同じなんだが、三人称視点での操作が劇的に改善した。といっても弓矢、魔法など狙う必要がある類の攻撃では主観の方がやりやすいんだが。
 合わせて、クソみたいなモーションがかなり良くなった。三人称視点の使い勝手向上のおかげで自キャラのモーションを目にする機会が増えたこともあって、良い感じの動きしてるのは嬉しい。
 欲を言えば、性別や性格によるバリエーションが全くないのが悲しいところではある。勇ましい動きの姉ちゃんがいっぱいいるよ!

 人によっては一番の美点かも知れない成長システム。
 かなり整理整頓された成長システム。
 プレイ中に取り得るほとんどの行動により何らかのスキルが成長。スキルレベルが上がるたびにプレイヤー自体に経験値が一定量入り、それを繰り返す事でプレイヤーレベルが上昇。スキル上昇によって条件を満たしているパーク=特殊能力を獲得出来る。
 全てのスキルレベルを上げることは可能だが、それによって上昇するプレイヤーレベルの上限はパークの数より少ないため、一度のプレイで全てのパークを覚える万能最強キャラを作ることは出来ない。
 最初は無駄にかっちょ良いスキルツリー画面のせいでちょっと解りにくかったが、すぐに把握出来たし、把握してしまえば非常にわかりやすかった。

 一番のポイント、クエストが膨大。
 今作での大きな飛躍はクエストが膨大に増えたこと。
 同スタジオによるフォールアウト3と同じく、とにかくどこに行っても何かしらある。
 しょうもないクエストから、凝った内容まで全てが粒揃い、という訳ではないが、行った場所には必ず何かあるのは単純にプレイモチベーションを上げる。
 まぁ基本は「あれ取って来て」「あそこ行け」というお使いクエストがほとんどな訳だが。お前らよく見ず知らずの会って3分のヤツに頼むなー、という。ダメ元だとしてももうちょい考えた方が良いと思うぞ。


 ぶっちゃけ前作オブリから根本的なところは変わっていない。
 ただ、全ての密度が濃くなり、バランスが調整され、より遊びやすくなった、という感じだろうか。

 
 さて、こんなところが凄くなったぞ!凄いぞ!と書き倒した。
 このゲーム、相当長時間プレイしまくったし、すごい良く出来ていたと思う。
 けれど、ほぼ同じようなシステムであるところの「フォールアウト3」と比較した場合、どっちが好きか?と言うと・・・・フォールアウト3なんだよなあ。

 つーのも、クエストの背景、というか、地理との結びつきの弱さがどうも気になる。

 例えば、あるクエストで盗賊を倒してくれ、と依頼されたとする。で、このゲームはクエストを請けると、目標の場所がマップに提示されるクソ便利な機能がある。なので、早速マップを確認・・・・え、なんでこんな遠いの、となる事がしょっちゅう発生する。
 つまり、なんでこんなクソ遠い場所の出来事がお前の迷惑になってんの?という疑問がたびたび起こる。めちゃくちゃ移動しづらい山をいくつも越えた先の巨人をなんで討伐して欲しいの?そこにアンタの目的がなんかあんの?と。

 さらに、せっかく広いスカイリム地方に所狭しのダンジョンが施設があるというのに、それぞれの場所で特色を強く反映させた場所が土地土地の代表的な町以外にない。
 前作に比べてダンジョンのバラエティ感は強くなり、多少は地方色を出したダンジョンもあるが、なんだかんだで使い回しも多い。またゾンビかよ!と。
 こんだけのボリュームと密度を出そうとすれば、使い回しは避けられないとは思う。ただ、それをマップの色んなところに散らす必要があったかなぁ?と思うのだ。
 この辺の地方は動物や虫系が多いぞ、ここら辺は墓場が多いぞ、ここら辺は霊体が多いぞ、とか地方色を出して欲しかった。

  細かいクエストを膨大に受注してしまえるだけに、「おい!さっきいた場所じゃねえか!」「えーまたそんなとこまで行かないとダメなのかよー」と何度も思うのも大きい。
 フォールアウト3もこの辺の事情はどっこいどっこいだったかも知れないが、感じる頻度が多いだけ余計に強く感じるのだろう。

 これ別にざっくりした作りのゲームなら問題にならないと思うのだが、このゲームはNPCの生活までを作り込んでやろう!という意気込みのゲームな訳である。だからこういう事がいちいち気になる。


 あと、これは完全に好みの問題なのだが、やってて楽しいクエストがちょっと少なかったというのもある。

 前作オブリは魔界の扉をぶち抜いて現れた魔族vs王家というでかい図式があったのに比べ、今作は結構ひっそりしている。
 ラスボスとの闘いへと話がシフトする頃には、選ばれてしまった者と悪のドラゴン、というシンプルな1vs1に近い状況になり、かなり話がこじんまりする。やってる事自体はまぁまぁ派手なんだが、首都が大惨事になったオブリと比較すると、どうにも小規模。

 メインで戦うドラゴンの行動がワンパターンなのも問題。でかくて迫力はあるんだが、基本が滞空からブレスしかないため、戦略を立てる必要が皆無。降りて来た時に攻撃するか、滞空してる時に攻撃。
 あとは盾やらで防御、と決まったやり方で全てのドラゴンを始末出来てしまう。

 やってて楽しかったクエストは魔法学院の後半、デイドラクエスト、盗賊ギルド。
 魔法学院は大したことしてないのに、ガンガン出世しちゃうところが面白かった。ちょっと前に入学した放浪者が学長になり、しかも全然学校に来なくなるという。
 デイドラクエストは内容の大半がダークなものの、魔族の連中が結構緩いというか、遊び半分な感じで、そこが楽しかった。ザンダインクエストは特にお気に入り。
 盗賊クエストは正直メインシナリオより盛り上がりを感じた。ナイチンゲール装備めちゃくちゃ格好いいし。突然この装備だけデザインセンス迸ってる。他は聖衣っぽい感じなのに。

 全部その他のクエストは全部、特に工夫もなくバスバス倒してなんぼの印象で、クエスト全体を見ると、半分は面白いけど、半分はそこまで・・・という感じ。
 特に暗殺クエストは期待外れだった感がある。せっかくのクエストだし、条件付きでの殺害をもっと提示されても良かったなー、とか。毒殺パーク取ったのに、即効果出過ぎてバレるとか悲しいわ。

 プレイし終わってみての感想としては、クエストの量が量だけに、もっとやってて面白いクエストが欲しかった、と。水増しって印象を抱かないだけの起伏を感じるクエストが。


 苦言ありつつも、この無駄とも言えるほどの圧倒的ボリューム感と、だらだらクエストやったり歩き回ってるだけで面白いのはなかなかないとは思う。
 クエスト受注して、マップにクエストアイコン出てるのに「どこに行くのかわからん!」って言う人にはオススメ出来ないし、民族対立、差別、宗教戦争、てんこ盛りなので、全然甘やかす気のない洋ゲー感のすごいタイトルではあるけど、まぁ楽しいよねー。


 バグ修正パッチが出切って、拡張の話が出たら今度は魔法重視のマゾプレイが出来るくらい暇になりたいなーと思います。

 以上。