ヨコズキゲーム’

ゲームの事しか書いてない らじてんのブログ。

「俺の屍を越えてゆけ」PSP版

 スカイリムに続いて、俺の屍を越えてゆけ(PSP版)の感想。


 リメイク作品。
 滅多に同じゲームをプレイしない自分としてはタクティクスオウガと並んでプレイ回数が多い(と、言っても三回目なのでそれでも少ない方だが)。

 15年とかそのくらいの年月が過ぎているわけだが、ここに来てリメイクが遊べるとは。しかも携帯ハードで。良い時代ですわー。

 フィールド、戦闘グラフィックの全面刷新、遺言や子孫顔グラフィックの追加以外、などがメインの要素で、プレイフィールはほぼ変わらず。操作に関わる部分での変化というと、アナログスティックによる移動が可能になったくらいか。


 自分のプレイした印象としては、余計なことをしないリメイクで好感触だなー、と。
 はっきり言えば「コストパフォーマンスの良いリメイク」という印象。

 一番よく眺める戦闘画面やダンジョン画面はデザインを刷新してリメイク感を強く。
 大きく表示するいつ花、黄川人はグラフィックを刷新。
 デバイスが変わったので操作面は整理してアナログスティックによる移動を追加。
 子孫に愛着を持ちやすいパラメーターは追加。
 職業バランスは調整して、特に剣士は受け継げる刀を追加。 
 元々情報量の多かった編成画面は必要十分なのでそのままに。
 キャラ人気を変に上下させる可能性のある神様などは元絵のままで。
 お話も基本的にはほぼ同じ。

 細かい変化はたくさんあるものの、変に大きなシステムを追加したり、そういう根本の遊びが変わるような事はしていない。
 まぁ、桝田省治さんがそんな事する訳ないんだけど・・・。


 逆に言えば、元から根本の遊びがしっかりしている=幹の太いゲームだから、枝葉の調整にだけ集中出来る。がっつり変えるような事はする必要のないリメイクとも言える。

 でも、そういういらん事をするゲームがとても多い・・・。
 遊びの根本に絡む要素が古くなっているから、と、色んな便利要素を足しすぎて遊びが壊れてしまっていたり、戦闘システムが楽しかったのにそこ自体が変わっていたり。

 本作は、温故知新、良い物はいつの時代もいい、と感じられる、核をきっちり残したリメイクになっていて、その癖、無駄に労力=お金を使っていない。


 ただまー、ちょっと残念だったのはアニメーションかなー。
 元のままなのでセル表現だし、本編キャラ絵との乖離も昔より強烈。
 下手したらもう全部モデリングでイベントシーンやってくれても良かったなーってくらいに。


 そこ以外は頗る楽しく遊ばせてもらいました。


 で、これまでの意見をひっくり返せば、元がダメならリメイクされたダメ。
 このゲームは、いわゆるダンジョンRPG(ダンジョンに何度も潜って徐々にキャラを育成する物語主導ではないRPG)に分類されると思うので、その手の淡々とキャラ育成をするタイプのゲームがダメな人は、特に中盤と終盤で辛いと思う。いや難易度がいつでも変えられるので、難易度を下げれば、しんどくなる前にクリア出来そうな気もするけど。
 ただ、難易度が下がると、サクサク攻略出来すぎて背景のわかる会話などを見逃す可能性があるのが痛いところかも知れない。
 ダンジョンRPGとして見ると、他のゲームより尖って下世話で裏のあるシナリオに仕上がっているところも、美点の一つだと思うのだけれど、物語メインとして難易度を低下させて進めると、逆に特定の会話をすっ飛ばす可能性が出てしまうところが痛し痒し・・・・。

 まぁそんな他人向けの細かいあら探しはともかくとして、本作をステップに制作の決定した次回作までは死なずに生きていたいです。