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ヨコズキゲーム’

ゲームの事しか書いてない らじてんのブログ。

「FEZ」

 寒かったり暑かったり、全く気候、お前の事ようわからん、わからんわ。あと、猫が窓に鍵かけてなかったら勝手に開ける。

 結果、見事に風邪を引いたのか、高熱を出した俺です。


■今現在、徐々に熱がまたぶり返して来てる感覚があり、首後ろが大変熱い。


■と、書いたのが、四日前。以後、記憶が完全に途切れており、いつの間にか日記がアップされてしまっていたが、まぁ普通に消した。
 現在では普通に復調。
 うひょー、元気って素晴らしい。


■「FEZ」の話。
 サクサクっとクリアしたので、感想を。
 クリア状況は、キューブ32個、アンチキューブもおそらく32個。赤キューブ1個。謎マークのある部屋は二つ、というところ。

■以前も少し書いたが、「FEZ」はXBOXLiveアーケード、PCでプレイ可能なゲーム。
 2.5次元アクションゲーム、などと言われる通り、2次元と3次元の違いをうまく利用して攻略していくゲーム。

 基本の画面は、ファミコンドットゲームを彷彿とさせる、端的に言えば、「洞窟物語」っぽいデザインテイストのゲームなのだが、それだけなのは、オープニングが終わるまで。
 オープニングで、3次元世界を認識する能力を得た、主人公ゴメズは、その能力を使って、世界に散らばった「キューブ」を集めて行く事になる。
 よくわからんが、このキューブが集まらないと、世界が吹っ飛ぶらしい。
 発言能力ゼロのゴメズに代わって、案内役を務めてくれるドットちゃん(虹色の幾何学模様)を従えて、2次元しか認識出来ない村を飛び出して行く。

 基本は、ドットで構成された2D画面の雰囲気だが、実は、全てのマップが完全に3Dで作られている。
 ボタン一発でマップの表示角度を変える事が可能なのだが、表示角度を変えた後のマップも、また2Dとして認識される。
 2Dマップ状態では、奥行きを無視して行動する事が可能なため、遠くにしか見えなかったブロックも、角度を変える事で近くに「見える」ようにしてやる事で、奥行きを無視して飛び移る事が出来るようになる、という塩梅。
 なんというか、言葉で説明しても、全く意味不明だと思うので、動画でも貼っておくか。

 ※動画の言語は英語だが、ちゃんと日本語版がリリースされている。

 見て貰って解るように「ペーパーマリオ」や「無限回廊」などと似たようなシステムなのだが、完全に全てが3Dで作られているため、90度ずつ、360度回せたり、騙し絵のように、飛び移る先を探す事が、基本中の基本、当たり前、なのが、少し違うところ。
 また、謎解きも最初は「どうやってあそこに行くんだろう?」というような事がメインなのだが、徐々にそれだけではなくなって行き、ルート探索より、その場で頭を捻ったり、メモを取っておいたり、する必要が出たり、どんどん情報ゲームの様相を呈してくる。
 その辺りも、随分毛色が違う、と感じるところだ。
 そういうところは、探索アクションゲームの金字塔「メトロイド」と似ている。

■他のタイトルをバンバン出しながら説明しているが、とにかく、色んなゲーム、特にレトロゲームからの影響が濃い。
 ドット絵風の見た目だけでなく、宝箱を開ける動作効果音は、ゼルダ。土管でワープはマリオ。「I LOVE 8bit!!」という声がフルボリューム。だからと言って、単純にエッセンスを流用した、とか遊ばせる根幹の部分も緩い、という仕上がりではなく、レトロゲームの「ストイックだけど遊ばせるよ!」という部分も、しっかり8bitゲームの良作に倣っている。

■プレイしてるうちに徐々に画面外にゲームがはみ出てくるところにも力が入っている。
 特に、数字や言語関係に顕著で、普通に1周クリアするだけなら、半分のキューブを収集するだけで、クリア可能だが、残り分を集めるためには、画面上に表示されるQRコードの読み取りに始まって、ゲーム内の世界特有の数字や文字を解読する必要に迫られてくる。
 文字解読は必須という訳ではないが、数字については、確実に解く必要があり、ゲーム中には暗号解読表など存在せず、画面上でさりげなく提示される情報を参考にするほかない。
 「えっと、数えるための道具って言うくらいだからここに書いてあるのは数字なんだよな」「お、これ数字道具に書いてあるのと同じ記号だな。つまりこれは何かの順番なんだな」「何かの法則があって順序になってるはずなんだよな」と考えて行く事になる。
 ここで、メモを取る必要が出てくる。なんせ、一画面に一度に全部のヒントを並べる事は出来ない。あっちのマップにこの記号があった、こっちのマップにこの記号とこれがセットになっていた、と散らばっているのだ。
 最初は、スマートフォンのカメラで画面を撮影していたが、それだけでは足らず、結局、ノートに記号をあーでもないこーでもないと並べたりして解読作業。
 この作業、ファミコン以来、ひっさびさにやったが、こういう事を自然にやってみようかな?と思わせるデザイン、情報の提示の仕方は素晴らしいと感じた。

■各マップの出来も素晴らしい。
 特にステージ名などが表示されている訳でもないが、海と滝のエリア、風と機械のエリア、雷鳴と墓地のエリア、毒沼と下水道のエリア、なんて具合にそれぞれ、名前がつけたくなるほど、はっきりと差別化が計られており、そのそれぞれのビジュアルと、それに合わせたギミックがイカしている。
 闇夜に隠された足場が、雷鳴と共に一瞬見える、だとか、機械の足場が強制的に表示方向を切り替えちゃうとか、実に楽しい。
 
 オープニングや、一周目のENDも、キレキレの演出で、グッと引き込まれる。

■ベタ褒めではあるが、個人的に多少の難点もある。
 いや、難点というと、少し違うのだが。

 単純にボリュームの問題。
 これは支払ったMSP=800ゲイツ=1000円程度という所からしょうがないのだが、正直、楽しかったのでもっとやりたい!という気持ちが強かった。
 各エリア、各マップ、非常によく出来ているし、作り込みも上々なのだが、如何せんトータルでは狭い。
 もっとこの世界観で作られた色んなマップを旅してみたいなー、と感じてしまった。そう思わされるだけの出来、内容の濃さ故に、この倍くらいマップがあっても良かったよなー、と。

 もう一つは、結局よくわからない物語。
 物語主導のゲームではないのだが。何となくぼんやりと分かるっちゃ分かるが、別にそれで誰かとあーだこーだ語り合いたいような、そんな示唆に溢れたものだったか、というと、そうでもないと思うので、そこは惜しいと感じる。
 クリアしても残された謎のいくつかを考えると、少なくとも続きを期待したくなってしまう。だがしかし、この手のアイデアゲームを作るタイプの人たちが、同じようなゲームデザインで続編を作るか、というと、かなり怪しい。これ一本ですらリリースまでに相当な時間がかかっている。更に厳しいレベルデザインを要求されるとなると・・・ないだろうなぁ・・・と思うところ。
 ああ、世界は一体結局何がどうなってどうなんだ!!

■とりあえず、この手のレトロ風味ゲームや、パズルゲームが好きな人にはまず、やってみて欲しい一本。
 特に、昔ながらに手書きでメモして、パズルを解いていく感覚は、画面上だけで考えて解くものとは、爽快感が段違い。
 是非、プレイしてみて欲しい。

 さて、単純に文字解読はまだ出来ていないが、こっちの方はまさに言語学者っぽい事をやる必要がありそうだ。
 5パターンの基本模様の回転を何かの言語=多分アルファベット辺りに当てはめてる事までは確定だと思うが、そこから先が分からん。
 5パターンの起点=基本図形がどれなのかって事とか分かるようなヒントがどこかにあれば良いんだが・・・。
 多分それで残りの謎のうち、一つは解けるはず!なんだけどなぁ・・・。
 心折れたら俺も攻略サイト見るか・・・。