読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ヨコズキゲーム’

ゲームの事しか書いてない らじてんのブログ。

「ペルソナ4:ザ・ゴールデン」

 やっとこ終わりました、ペルソナ4:ザ・ゴールデン。俺です。
 トロフィー全取得完了。
 最後にマガツイザナギ作った時の達成感たるや。長い道のりだった。

 さーて、次はどれをやるかなー、なんて考える暇もなく「ペルソナ4ジ・アルティメットマヨナカアリーナ*1」が届いたので、とりあえずやってみると思います。ゴールデンの余韻を利用して。


 
■「ペルソナ4:ザ・ゴールデン」(以下、P4G)は、PS2で発売された「ペルソナ4」の追加増補版。
 PS2後期の(個人的)名作RPGが、Vitaで遊べるようになっただけでも、素晴らしい話だが、それだけのゲームではなかった。


■まずは、基本的な内容。

 都会から、親の事情で田舎町に引っ越してきた主人公が、猟奇殺人に遭遇。
 噂で知った「マヨナカテレビ」を試してみる事から「テレビの中の世界」を知り、その中に住むシャドウという存在と接触することをきっかけに「ペルソナ能力」に開花。
 主人公たちは、猟奇殺人とマヨナカテレビ=テレビの中の世界の関係を、ペルソナ能力を使って探っていく。

 ゲームの進行は、日常パートと、テレビ内でのダンジョン探索パートに分かれており、日常パートでは、学園生活、友人との交流、買い物、情報収集を行い、ダンジョン探索パート=非日常パートでは、殺人を防ぐため、そして、事件の真相を求めて、非日常なテレビの世界を、シャドウたちと戦闘をしながら探索する。
 
 日常パートで出来ることは、多岐に渡る。
 友人との交流、デート、出会い、別れ、恋愛、買い物、釣り、虫取り、家庭菜園、占い、UFOキャッチャー・・・。
 やれる事が多すぎて、毎日何をしようか迷ってしまう。全ての行動が、別の行動や、戦闘への恩恵となって帰ってくるため、1日たりとも無駄には出来ないしたくない。

 非日常パートでは、戦闘を繰り返しつつ、ダンジョンを探索していくが、戦闘システムは「真・女神転生3」で採用されたプレスターンバトルを発展させた内容となっており、非常にテンポが良い。

 この二つのパートをプレイヤーの任意で交互にあるいは一点集中に進めることで、ゲームは進行していく。
 大抵の行動によって、時間が経過し、1日が過ぎると、カレンダーが表示され、貴重の青春の1日が終わることになる。

 随所で、制限時間が明確に提示されるのも、このゲームの特徴だろう。
 1ヶ月半に一度くらいの頻度で現れるダンジョンは、一定期間内にクリアしなければ、ゲームオーバーになる。
 ダンジョン自体は、全て、最大でも10階層程度で、ペルソナ3とは違い、疲労度も存在しない為、緩い縛りではあるが、丁寧に提示される警告を読み飛ばし、ぼやっと日常を過ごしていると、嗚呼終了である。
 人生の1日は、どんなにしょうもなくても、命を削った1日で、それは、かけがえのないものです!と、このゲームは再確認させてくれつつ、ゲームを遊ぶプレイヤーの命を大変ステキに削ってくれる。


■プレイのバランスにもよるが、基本的に、日常パートの比重が相当大きく感じられる内容になっている。
 特に、ダンジョンは、一度出ると、他に何も出来ずに1日が経過する。となれば、様々なことが出来る都合上、時間をうまく使うためにも、なるべく最短である1日で攻略する方が良い!ということになる。
 それでも、そこまで苦痛ではないバランスに作られているところが、このゲームのステキなところだが、RPGとして考える際、ドラクエやファイナルファンタジーなどのRPGの代表選手を思い浮かべると、戦闘をしている分量は極めて少なく感じられる。

 よって、戦闘戦闘イベント戦闘戦闘!というようなバランスのゲームを求める人に、このペルソナ4は不向きと言える。
 
 しかし、RPG=ロールプレイングゲーム=役割を遊ぶ、という意味では、非常に充実した遊びを提供しているゲームである。

 学生時代、ジュブナイルに欠かせない、勉強、友人との交流、恋愛、出会い、別れがあり、更に猟奇殺人から始まるミステリ要素が、物語を牽引する。ペルソナ能力、シャドウ、という設定によって、心理描写を盛り込みつつ、戦闘を提供する。エンターテイメントとしての要素がパンパンに詰まっている。
 システムなどが変わって、方向性は変わっても、ペルソナシリーズの芯を完全に外さず、しかも高密度の青春を遊ばせる、素晴らしい作品だと思う。


■比重からして、日常パートが多くなりがちなこのゲームだが、バトルシステムがおざなりな訳では、全然ない。全くない。
 戦闘では、敵の弱点をついた攻撃を行うと敵をダウンさせ再行動が可能となる。
 さらに、敵を全てダウン状態にすると、ボコスカラッシュによって万能属性攻撃を行う事が出来る。
 このシステムによって、相当テンポの良い、スピーディーなバトルが展開される。
 うまく弱点を突けば「全戦闘、ずっと俺のターン!」という感じで弱点を突いて突いてボコスカで殲滅を繰り返して戦えるが、逆に、弱点を突かれた場合、再行動出来るのは敵も同じ。先制攻撃を取られた上、弱点を突かれて、一気に追い詰められる事もままある(特にパーティーメンバーの少ない序盤は顕著)、適度に緊張感のある戦闘となっている。
 オリジナル版にはなかった、りせの援護や、同時攻撃が追加されたので、戦闘が簡単になっているかと思いきや、ちゃんと歯応えも残っており、結果、更に起伏のある戦闘が展開されるようになっている。この点も嬉しいところ。

■さて、ちょこちょこ書いているが、ペルソナ4からザ・ゴールデンとなったことで、多数の追加がなされている。
 思い出せる限り、以下に列記する。

 ・新キャラ、マリーの登場+コミュの追加。
 ・足立のコミュ追加。
 ・12月以降の行動。
 ・追加ダンジョン。
 ・仲間全員追加の、進化ペルソナ、それに伴う追加スキル。
 ・夜会話。
 ・バイクによる遠出。
 ・海岸、喫茶店、映画館、服屋などの追加施設。
 ・多数のコスチューム。
 ・ミニゲーム釣りが、ただの連打から遊び甲斐が少しアップ。
 ・虫取り、家庭菜園。
 ・追加ペルソナ。
 ・ペルソナに任意にスキルを追加するスキルカード。
 ・検索合体追加。
 ・スキル継承を任意に変更。
 ・りせの援護。
 ・遠隔追撃。
 ・同時攻撃。
 ・イベント早送り+ログ機能。
 ・その他、花火大会、バンドなど多数のイベント+アニメムービー追加。

 えげつない追加量。
 ペルソナ3が、ポータブルに移植された際は、追加として女性主人公などが選べたが、同時に、イベント内容が縮小されたり、色々スケールダウンなどした部分もあったため、PS2版の方が良い部分もあった。
 しかし、今回のゴールデンでは、グラフィックなどもむしろ綺麗になっていると感じるほどで、オリジナルと全く同じ内容にてんこもりの追加がなされている。PS2版やる必要なし!と言い切って良い出来だ。
 追加要素は、ゲームスタート直後から、ガンガン味わえるため、一度オリジナル版をプレイしていても、新鮮な気持ちでプレイが出来る。追加要素を味わう為だけに、オリジナルとほぼ同じ道のりを延々、ラスト近くまでプレイしないといけない、というようなゲーム(しかも大体RPGな)を遊んで「マジかよやっとれるかいな」と思った人には最高だろう。

■追加要素の内容自体も、非常に良い。

 まず、オリジナル版では、いきなり出てくる感じもするラスボスさんだったが、追加イベントによって、唐突さが緩和されている。
 また、コミュが追加になり、イベントで経過する日数が増えた分、ご褒美的に行動出来る日数が増加、2周目なら全コミュ制覇もしやすい。
 一番濃く過ごす仲間たちとのイベントも増えて、より楽しく1年間を過ごせるようになっている。
 千枝ちゃん、雷弱点じゃなくても怖いんだ・・・とか、お前らバンドをその練習期間で出来るってポテンシャルやばすぎるな、とか。
 夜会話も、その時々で仲間や友達が何を考えているか、日常をより強く感じさせてくれる(全コミュ制覇狙いだとそんなに聞く暇なかったけど・・・)。

■システム面での多数の追加も嬉しい。
 遊び甲斐が多少出た釣りに合わせて、虫取りが追加され、夏休み感がアップ。
 家庭菜園で、取得しづらい消耗品を定期で入手できるし、菜々子・堂島のコミュ上げも出来る。
 コミュが増えたことで、対応するアルカナにも、ペルソナも増加。従来までのアルカナにも、より強いペルソナが追加された。相変わらず最後は八艘飛び最強だけど。
 一番嬉しいのは合体継承とスキルカード。
 オリジナルでは、ランダム継承のため、継承スキルを確認後、ペルソナ選択画面まで戻り、再度合体ペルソナを選択する・・・という、通称○×ゲームを繰り返す必要があったが、今作では任意のスキル継承を出来るため、合体にかかる手間が大幅に緩和された。これで物足りないやつはマゾだけだろう。
 検索合体も非常に便利。任意の悪魔を作れるか、確認が非常に容易なので、中盤以降、全書と検索合体を駆使して、かなりサクサクと合体を出来るようになった。
 かと言って、目当てのスキルを持ったペルソナを作成する過程で、考える楽しさがなくなった訳ではなく、ひたすら、快適になっているのが好印象。


■このように、ただでさえ、濃かったペルソナ4に、多量の追加がなされたことで、かなり高濃度の青春ゲームに仕上がっている。

 難点を書こうにも、重箱の隅をつつくような、ちょっとした程度の事しか思いつかない。
 HD化状態で見ると、デフォルメキャラがくっきり見えすぎて、ポリゴンキャラの顔が微妙に見えてくるので、ここもブラッシュアップして欲しかった、とか。
 全コミュを楽にするために、もう少し、日程に余裕を持たせて、夜会話などを楽しみやすくして欲しかった、とか。
 まぁどれも「贅沢言うな」というレベルの瑣末な事だ。


■さて、概ねレビューくさい文章については書ききったので、こっからはパラパラした雑感を。

 足立コミュ。
 まぁ、途中経過でコミュ上げしてるときは、ほんとこいつクソだなぁと。強がってるのかイキがってるのか、なんだか解らんが、少なくとも、思うだけじゃなくて口に出してそういう事言っちゃうのかよ、マジかよと。
 でも、ラストでセリフ聞いて、すごいニヤリとした。やられた。

 マリー。
 オリジナル版で不満だったラストへの橋継ぎを見事に果たしてくれた良キャラ。
 というか、縞ニーソックスは卑怯。マリーの自宅イベントでニーソックス忘れてくれたら。俺は何を言ってるんだろうか。
 もうちょい他のメンバーと交流するタイミングがあれば、もっと良かったと思うんだけど、まぁ、少し難しい面もあるし、しょうがない。
 あと、オリジナルからの面子と比較して、甘々度合い半端ない。CERO基準変わったからそこまでOKにしたんでしょうか。どうなんでしょうか。あのチョコは材料シャドウなんなんでしょうか。

 追加ダンジョン。
 一周目は良かったけど、二周目はだるかったなー。
 まぁ概ね、シンボルエンカウントは飛ばしましたけど。
 でも、ボス戦曲は、すごく良かった。アレは盛り上がるわ。おかげで、買ったけどそんなに聴いてなかったアルバム「ネバー・モア」をかなり聴くようになった。

 追加コスチューム。
 なんか直斗が開発スタッフにセクハラされてる印象がえぐい。
 まぁ、ユーザーとしては大喜びなんですけど。
 でも一つ言わせて。スクール水着には名札いるだろ名札。
 戦闘時のちょっとした潤いに、着替えまくって、色々楽しめた。パラメーターに関わりなく気軽に着替えられるのも良かったところ。

 微妙にネガティブな事言うと、ボコスカ時のキャラ絵、オリジナルの方が好きだったな。
 いや、主人公以外は、追撃時に見れるんですけどね。

 バレンタインイベント。
 二股以上してたらほんと地獄。
 ゲームでも、ダメ、絶対。

 全コミュ制覇。
 多分、(個人的にはかなり)切り詰めて2周目をプレイした結果、最終的に10日ほど、完全にフリーな時間が余った。もっと余裕を作れたりする人もいるだろうな。
 逆にその10日をうまく割り振って、夜会話聞きたかったなー、と思ったり。夜会話のどうでも良い話、妙に楽しかったんだよな。日常パートの日常も日常の極み、って感じで。
 同じような話で、堂島親子とジュネス行くのも結構面白かった。ほとんどタイミングなかったけど、意外なキャラ組み合わせの会話が見れたりして。

 マーガレット姉さんは今回一番の貧乏くじだった気がする。
 ドラマ的にじゃなくて、戦闘的に。
 スキルカードとシャッフルシステム変更によって、全パラメータ99ランダマイザ+各種反射持ちのヨシツネを作れちゃう訳で、更に、直斗の正義の盾がある日には、まぁ流石の化け物スペックでも、限界があるわな、と。
 パワーアップしてたらどうしよう・・・と思ってたけど、余裕で撃破させていただきました。

■しかし、5年?マジで?経過しても青春青春した気持ちの良いシナリオだった。
 リア充全開なのに、男性陣のオチが徹底して悲しいってあたりで、まぁバランスが取れてるのかしら。


■ふぅ・・・。
 しかし、このレベルの移植(このゲームは追加もあるけど)ゲームやると、是非、他のPS2ゲームもVitaで!!って気持ちがますます高まる。
 「シャドウハーツ2」とか是非もんでやりたい。権利関係とかどうなってんだろあのゲーム。
 アトラスのゲームで言えば、ライドウとかほんとやりたい。
 アバドンの戦闘完成度で超力兵団がやりたい。すげえやりたい。新作でも良いです。ライドウ!ライドウ!ライドウ!!

*1: タイトル長すぎるわ