ヨコズキゲーム’

ゲームの事しか書いてない らじてんのブログ。

ブレイブリーデフォルトが職人的に面白い。

 「イース セルセタの樹海」をガリガリやるはずが「ブレイブリーデフォルト」を買って来たら、思わず止まらなくなっていた。俺です。
 つーわけで、とりとめなく、近況とさらっと感想っぽいの。


■非常に好感触。
 現在レベル56。まだ全ジョブ集まらず、召喚獣に至っては、まだ3種しか入手してない。
 ちまちまとジョブ上げするのが異常に楽しい。やっぱりこういうレベル上げゲーム楽しいな。
 「ブレイブリーデフォルト」というタイトルにもなっているターンの前借りシステムと、各種ボーナスがつく、という仕様上、1ターンキルがほとんどになるせいで、異常にテンポが良い。

■安定感すごい。
 アビリティの性能確認が妙にわかり辛い&面倒くさい事と、戦闘中、片手プレイに拘ったのか、L・Rボタンでブレイブ・デフォルトの増減が即コントロール出来ない、という二点以外、隙が見当たらない。俺には。
 移動速度は多少遅いが、大して気にならない。エンカウントのテンポも良い。
 強いていえば、魔法は種類が多いから、Dメモもページが多いから、複数ページ単位で、スパッと送りが出来る操作とか欲しかったかも知れない。

 ベースになっているのは、FF3や5に近似したRPGのシステム。フィールドのあるマップ。ランダムエンカウント。コマンド式の戦闘。ジョブ、アビリティー。
 さんざん今までに同じような作品が出まくったシステムだけに、煮詰まりに煮詰まっている。
 本ゲームだけの特殊システムとして前述の「ブレイブ・デフォルト」システムがあり、ブレイブによって、ターンを前借りして連続行動したり、デフォルトによって防御してターン数を溜めたり出来るのが特徴ではあるが、芯はそこまで変わっていない。

■イベントのあっさりサクサク感。
 最近のRPGのように物語を見せて読ませて、という作りではない。
 オープニングこそ、最近のRPGよろしく、ムービー連発だが、実際ゲームがスタートすると、個々のイベントは予想外なまでにサクサク進む。
 序盤ボスが登場していきなりキャラを立てて来たので、てっきり結構長々とやりとりする相手かと思いきや、すぐに退場。一瞬「なにこの大胆な使い捨て」と思ったが、それがこのゲームのテンポ。
 ボス登場→キャラを立てる→戦闘→退場。この流れで、次々、新たなジョブを持ったボスが登場して、サクサク退場していく。昔のジャンプ漫画みたいな展開。

 かと言って、大きい筋のない話立てにはなっていないのが、実にうまい。
 最初のメインキャラであるティズはともかく、アニエス、リングアベル、イデアの3キャラは、皆、自分だけの軸を持って、ゆっくり確実に話を展開していく。
 アニエスはクリスタル関連、イデアはジョブを持つ敵連中、リングアベルは、物語の裏に潜む伏線、と三者三様の軸できっちり出番と役割が与えられている。ティズだけは、アニエスの目的の延長上に自分の目的がある立ち回りのキャラ。
 じゃんじゃが仲間が増えるものの、動機が薄いキャラがパーティーにいるRPGが結構あるが、ちゃんと意味のあるように構築してあって、好感が持てる。
 それぞれのキャラの分担・目的が明確なので、お話が進むにつれて、自然にキャラが掘り下げられていく形になっているように感じる。

■最初は善悪二元論なお話と思いきや、進むにつれて結構骨が見えてくる。
 最初は、ティズのクソお人好し加減や、アニエスのクソ頑固な性格、イデアの二元論な思想など、登場初期のキャラ立てはともかく、全体のお話自体は直球の、直前までプレイしていたイースと同じようなものを想像し、厚みは期待していなかったが、物語が進むにつれて、一捻りが見え隠れし始めていて、失礼ながら、キャラ寄りの成長物語として、世界が関わる大きなお話としても、非常にバランスの良い、しっかりした内容の予感。
 別段、重厚なお話というわけじゃないのだが、個々のイベントがサクサク終わり、ダラダラと語らない中でも、しっかりとキャラの変化などを見せてくれるので、満足度が徐々に上がってきた。
 一点、途中の不和から仲直り、という流れはもう少し丁寧にやってくれても良かった気がするが、そこ以外、現状、不満のない感じ。

■そろそろ終盤のはずだが、まだまだやり込める要素がいっぱいありそう。
 まだマスターしているジョブもなく、というか、クリアまでに、マスターできそうなジョブがない状態で、そもそも手付かずのジョブも多い。
 未入手のジョブもあると言うのに、海賊、ソードマン、魔人、導師は使っていないし、ガチフレンド登録もしてないからアビリンクに頼るわけでなし。

 使用しているジョブの中では、通常、あんまり脚光を浴びない弓+狩人orシーフが、アタッカーとして想定外に強い。防御力は物理、魔法共に紙切れだが、攻撃される前にやってまえ、というゲームなので、問題にならない。ボス戦以外。
 ナイト、エクスカリバー両手持ちより、シーフ+テキトー弓+ホークアイの方が余裕で火力が高い。手数が多い=攻撃力が高いに繋がるので、素早さの高いジョブはそのまま高火力に繋がる。
 攻撃を喰らってからしか真価を発揮できないという意味で、忍者とソードマンは普段使いにくい。ボス戦で大活躍させてみたい欲望はあるが・・・。育てちゃうと、レベルが上がり過ぎて、ボス戦がつまんなくなりそう。

■RPGだから感じるのか、3D立体視が効果的。
 忙しくボタンを押す必要のあるアクションゲームではないのもあると思うが、3D立体視が結構良い。
 飛び出す絵本のような街、ミニチュアみたいなダンジョン、小さな劇場のような印象のイベント会話シーン。どの場面も立体視でチマチマとした可愛さがある。
 最初、ARムービーを見た時は「どうなんだろ」と思ったが、カメラがガチャガチャ派手に動くようなこともなく、複雑な操作もないため、レベル上げの最中以外、基本的には立体視をオンにして楽しんでいる。
 基本3DSのゲームプレイ中は「目が疲れる」というシンプルな理由で立体視を切っているんだが、このゲームではONにしていることが多い。
 ルーンファクトリーより、立体視した時の奥行きを設定しているから、とか、立体視したときに見応えのあるシーンをうまく作っているから、とか、ぼんやりした理由は思いつくんだが。

■この「ブレイブリーデフォルト」は「ユーザーの求めていること」に対して、真っ向応えた作品だと思う。
 ベースシステムは「古典」といっても良いようなシステム。
 背景となる設定にしても、7以降、ほとんどのファイナルファンタジーシリーズでお決まりになっているSF混じりのファンタジーではなく、伝統的な剣と魔法の世界。機械が出て来ても歯車+ファンタジーを譲らない感じ。
 キャラクターは、ビジュアル系、DQN系ではなく、朴訥な雰囲気。キャラ立ても奇抜な言動や癖で立てるのではなく、ごく自然な範囲でのキャラ付けのみ。生まれや思想から来る地に足のついた性格設定と、そのそれぞれの立ち位置の差から来るギャップの会話劇を積み重ねて、作劇する、極めて真っ当なやり方をしている。

 ようは、どこをとってもオーソドックスな内容に、ブレイブ・デフォルトシステム一点を放り込んだ上で、丁寧に作り込まれたものだ。
 ターンを前借り出来る、というシステムは発想としては目新しいし、現実的に「戦い」というものを考えても、結構理に適っていると思う。最初に全力を出した分、疲れてしばらく動けない。逆に、しばらく動かず溜める事で一気に行動する。そうした行為を、固有の技に付随するシステムではなく、常に使えるシステムとして、ターン制の枠の中で表現したうまいシステムだと思う。
 戦闘の戦略を劇変させる画期的なシステムか?と問われれば、そういう感触はない。ブレイブポイントを積極的に任意で操作して闘うジョブが初期におらず、ボスもそういう感じではない、というせいもあるかも。
 反面、画期的過ぎないおかげで、理解しやすく、ターンを前借りして一気に雑魚を全滅させたり、ブレイブを貯めに貯めて、敵の非デフォルトタイミングで綺麗に攻撃を爆発させた時は気持ち良い。

 オーソドックスなものにほんの少し新味を加えたものを丁寧に作り上げる事が出来た。この事実は、単純に素晴らしい。
 こういうゲームもあって良い。
 目新しい面白さも重要だが、一方で、和製ゲームとしての手触りの良さ、職人的な仕事ぶりが光るこういう作品も重要だと思う。
 新規IPだと、商品としての売りが欲しくなって、どうしても画期的な遊びの要素を用意したくなるものだろうし、そうじゃなくとも、オーソドックスな内容の場合、丁寧な仕事で色んなパーツを高品質に磨き上げないと、ただの凡作にしかならない。

 たまたまだが「イースシリーズ」も似たような職人気質のゲームだ。
 キャラの立ち具合などは「ブレイブリーデフォルト」の方が、より丁寧にキャラ立てさせていて好み。
 こうした職人気質な良作ゲームをプレイすると、逆に「如何にも目新しい尖ったゲーム」への欲望もがっつり立ってくるというもの。まぁ、目下、発売されているゲームでそういうタイトル思い当たらないんすけどね。



■話は変わって「バイオ6」
 一方、「バイオ6」。

 とりあえず、俺の体内探知機によると、微妙な匂いをバシバシ醸していた「クリス編」からプレイ、クリア。
 いや、結構普通に面白い。

 バイオ4が「アンブレラがブッ潰れてからうんぬん・・・」と始まった時に、俺の中での「バイオ」は一度終わったので、後はずっと外伝をやってるようなもんなんだけど、そういう気持ちで物語とかそういうのに強い思い入れもなくプレイする分には充分面白かった。いや、クリス編の話しかしてないけど。

 勿論、粗も多いっちゃ多い。

 操作方法はよくあるTPS風味になったが、カメラはキャラに近いまま。画面内での味方表示が甘いので、どうも相方を見失う。
 弾薬、体力のバランスも、ちょっと調整不足に感じる。格闘はもう少し出来ない=使用制限厳しくても良かったかも。ハンドガン切れても囲まれない限り、近接格闘でガンガンいけちゃったりするし。
 レベルデザインも所々謎のエリアがある。今のエリアの高低差、いるかぁ?と思うような場面もあるし。中国の街の雰囲気はかなり良い感じ。今時を思うとちょっと荒いけど。あと、麻雀牌でけえよ。

 話は、まぁギャグ。
 でも、お話について言うと、B級アクション映画としてのバイオの話って昔からこんなんな気もする。うん、全然怖くない。てか、バイオで恐怖ってのが、少なくとも、俺個人に対しては、無理ある。バイオがバイオである限り、永久に怖くないと思う。なので、そこはどうでも良い。


 そんな感じで、粗はあるけど、充分楽しかった。
 COOPで親しい人と遊んだ、ってのが大きいんだろう。
 お話や、お互いのプレイにツッコミ入れながら「ひゃっほー!」とやる分には、ギアーズより丁度良かった。

 この調子で、ジェイク、レオンとプレイしていきたい。タイミング合えばだけど。