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ヨコズキゲーム’

ゲームの事しか書いてない らじてんのブログ。

「バイナリードメイン」

バイナリードメイン 感想

 は~、スタミナ制とかクソだなぁ~。俺です。
 やれる時間があるのに、やりたい時にやれないゲームって、その点においては絶対的にクソだな、と思った次第。今さっき。

 

ゲームならではの違和感

 昨日の感想記事では書き忘れたけど「ラストオブアス」でもやっぱり気になったゲームならではの違和感。

 エリー含むコンパニオンキャラは敵に見つかっても全く問題にならんわ、敵の目の前をスンスン移動してたりするのよね。ジョエルが見つかったら大惨事なのに。

 まぁ、そこは割り切ってしまったのか。NPCが見つかって大惨事になって戦わざるを得ないとさぞかしムカついただろうが、そもそもそうならんようにAIを作っておいて欲しかったのが正直なところ。

 多分、その点さえカバー出来ていれば如何にもゲーム的な違和感を大きく感じるポイントはかなり少ないゲームだったはず。せいぜい体力回復と、大量の所持武器(四次元リュック)くらいかな。

 事前情報にあった「プレイヤー=ジョエルの行動を受けてエリーの行動も変化・進化する」って部分もプレイしていた間は特に感じる事はなかったなー。だから特に感想では言及してなかったんだけど。

 そうしたゲーム的違和感に対するチャレンジは、今後のゲームに期待するとして。

 今日は個人的には龍が如くより楽しかったバイナリードメイン」の感想。

 

プレイ状況

 クリア状況はノーマル難易度で1周。多分、もうやりません。何故ならQTEイベントが異常に鬱陶しかったから。

 プレイ中、マイクデバイスは一切使用せず。何言っても反応するレベルならともかく、そうでもなさそうな事は解っていたので、もうコントローラーからの指示で充分かな、と割り切った。


龍が如くスタジオの挑戦作「バイナリー ドメイン」のプレイムービー - YouTube

 

海外TPSを日本製のパーツで忠実に模倣

 内容は実に普通のカバーTPS。和製ギアーズ。

 遮蔽物でカバー、狙って撃って、少し遅めダッシュして、という内容。そこにフレーバー程度にボイスコマンドによる仲間とのコミュニケーション、チーム要素を入れ込んだもの。

 ざっくり説明するとこれ以上のものではないんだが・・・。
 割と、普通によく出来てる。コピーと言えばそれまでだが、きちんとコピーし切れているし、海外っぽいラフな調整ではなく、ちょっと硬めの感触も日本らしい感じ。ワゴンセール980円で買ったから良く思うのかな。いや、多分これ悪くない出来。QTE以外はな。

 グラフィックは標準。

 日本風のすっきり見やすいエッジの立った画面。光源処理関係はさほど。

 時折フレームレートが落ち込むが、時折なので気にならない。過も不可もなくというレベルだが、今プレイしてダメというところもない。発売して1年半しか経過してないしな。

 

設定は凝っているけど半分くらいわかってればそれで良い

 物語の舞台は、2080年の東京。

 (以下読み飛ばしても問題ない)

 世界的な地球温暖化うんぬんで高層部分以外は水没、荒廃し、スラム化。生活格差がより顕著になる中、高層化を進める為のロボット技術が急速に発達。生活に密着するレベルでロボットが普通に使われるようになった社会になり、東京もその例外ではなかった。

 人間そっくりのロボットが作られる事による社会的混乱を避けるための条約が制定され、その条約に違反するものを取り締まる国連組織ラストクルーが結成される。
 主人公たちはそのラストクルーのメンバー。

 人間そっくりどころか、ロボットである当人すら自分がロボットと気付かないレベルのロボット、ホロウチルドレンが発見され、その製造元として疑惑が浮上した、東京のAMADA社。秘密裏に潜入し、AMADA社を調査する事を命じられたラストクルーのダン、ビッグ・ボウは、先行する部隊と接触するため、東京湾から潜入を開始する・・・。

 (お疲れ様でした)

 みたいな感じの物語。文章で書くと前設定が多い!!

 実際は本編をプレイすると、前設定ほど物語はうるさくない。

 と言うか、主人公たちがいきなり秘密裏に行動してない。ステルスゲームではないので速攻で見つかって速攻ドンパチを始め、ド派手に戦闘しながらAMADA社を目指す、という内容で、実にB級。

 主人公たちが典型的なアメリカン軍人であり、いい意味でB級なので、深刻な設定が背後にあるものの、ノリは結構ライト。前設定ほどの緻密さは実際のプレイでは感じられず、砕けたノリが程よい。要はでかい巨大ロボと戦うために緻密っぽい設定を用意しましたー!くらいで捉えてしまって良いんだと思う。

 

巨大ボス戦が楽しい

 基本はギアーズライクなTPSになっており、多少の粗はあるものの、よく出来ている。

 多少の粗を以下に列挙する。

  • ダッシュが遅い
  • グレネードが投げ難い
  • 構えの左右切替がない
  • 味方が射線に割り込む

 このくらいだろうか。致命的と捉えるかは人それぞれだろうが「射線割り込む」以外は我慢出来る範囲としてプレイ出来た。

 ギアーズと比較すると、要所要所に派手な巨大ボスがいるのは大きい美点これはTPS魂斗羅(エイリアン抜き)ではないのか。本当に俺は巨大ボスが好きだ。ボス戦が好きだ。

 変な盾を持ったみたいなグランなんとかに始まり、足一本になってもミサイルを撃ちまくるスパイダー、グラディウスに出て来そうな化け物シャンデリア、実質ラスボス以上の強さのタフゴリラ、でかい割に案外弱い高速道路のバイクメカなど、豊富な巨大メカボスが登場して飽きさせない。倒し方もバリエーションありボス戦らしさを盛り上げる。

 こうした巨大ボス連発は、和製アクションのいいところであり、好感度が高い。
 ラスボスは若干残念だったけどな!だって、どう考えてもゴリラの方が強い。体力的にも攻撃力的にもキャラの立ち具合も。

 単にゴリラがやり過ぎなまでにしつこい、という話なんだが。

 雑魚戦は結構大味で、基本は数の暴力で攻めてくる。敵ロボットのAIはあんまり賢くなく、多少カバーする程度で、回り込める場所で横から撃てばいい的である。その為、雑魚とも丁丁発止のやりとりは期待してはいけない。面白くない訳じゃないがものすごく普通。

 序盤は雑魚ですら結構硬く、爽快感に欠けるが、主人公の強化が進むと、どんどん柔らかくなって、楽しさが増して行く。

 雑魚のバリエーションはそこそこ。飽きて来る頃に新ロボが投入されるのは良い塩梅。

 

あまり活きていない仲間システム

 完全に滑っているのが仲間関連のシステム

 このゲームは各キャラクターに信頼度なるパラメータが設定されており、指示などを通したコミュニケーションで信頼度が上がる事で、仲間の動きが変化する・・・らしいのだが、ぶっちゃけ主人公一人でガンガン進めてしまうため、余りそのシステムが生きて来ない。

 指示自体が複数の指示可能だが「突撃」以外の指示による効果がパッとしない。

 しかも信頼度が低いとその突撃もしてくれない。

 そして(何故か特に中盤以降そうした事態が頻発したのだが)放って置くと勝手に射線に割り込みダメージを受ける。怒って信頼度を下げられる。なんなんだお前は。

 評価システムが無ければ、フレンドリーファイアーをしてしまっても「悪い悪いHAHAHA!」で終わりなのだが、下手に信頼度というパラメータがあるせいで微妙にストレスになる。なんでお前みたいなボンクラに評価されにゃいかんのだ、という感じで。

 マイクデバイスをつけずにプレイしているくらいなので、自分はほとんど無視してプレイしたし、無視してプレイすれば気になってしょうがない、というような事もない、が、独自の売りにしてる割に貧弱であんまり意味がないというのは、ちょっぴり悲しい。

 

QTEが飛ばせたら俄然評価が上がったのに

 はっきりとクソだったのがQTE

 QTE自体を全否定しないがこのゲームのQTEはダメだ。

 「バイオハザード6」の場合、Coopプレイで進めたので、イラつきがマシだったし、覚えてしまえばクリア出来たが、本作の場合、目押しの難易度が妙に高い。と言うか、俺が苦手なヤツだった。バーが出て矢印が左右に動き、タイミングよくOK範囲で目押しするというヤツだが、矢印の速度が速いし、OK範囲が時間で狭まっていく目押し苦手人間には地獄の仕様。誰だよこれ採用したヤツ。月イチで足グネれ。

 しかもQTEが発動するシチュエーションがなんか間抜けだったりするせいで余計に腹が立つ。トラックの揺れで歩けな~いとか、今までもっと激しい戦場を平気で走り回ってなかったかお前。

 場面がかなり限定されており、1周プレイで5回くらいしかQTEが登場しない事だけが救いだが、そんだけの回数しかQTEが無いなら、そもそも無くてよかった。ほんとQTEだけがこのゲーム最大のクソ。このゲームからQTEを削ってもユーザーは絶対に悲しまない

 

ギリギリ踏み込まない匙加減がいっそ清清しいB級ストーリー

 物語は「精巧を通り越して自我に芽生えたロボットは人間か否か」というテーマに果敢に挑んでいるように見せかけて、まぁ割とざっくりとB級テイストにドンパチして終わっていく。

 ここら辺の匙加減は真面目にプレイすると「なんだかなー」と思ってもしょうがないが、気楽にプレイする分には、充分な内容だ。「ラストオブアス」の後だと余計に軽く思えて、いっそ清清しい。余計に頑張り過ぎてもいないし、かと言ってふわっふわ進んで行く訳でもなく、程良い調理。

 ちなみに、提示している問題自体はリアルに起こったとするとかなり重い。そこに対する答えとしての道徳観の部分をロマンスでざっくり片付けている清清しさは、いっそ気持ちのいい割り切りではないか。

 数人のサブキャラが何のフォローもなく退場していくが、メインのキャラや本筋のお話についてはそれなりの完結をしている。イエーイ!B級ロマンスエンド!

 キャラはステロタイプバリバリだが、その辺も安心感があると言えばある。特段、感情移入してお気に入りになるキャラもいないが、苛立たしいキャラもいない感じ。
 ああ、そういやキレ気味の糸井重里みたいなロケラン女はなんか空気だったな。

 

普通に遊べる佳作TPS

 「QTE以外はごく普通に遊べる佳作」という印象。

 目新しさは皆無であり、発売から1年半経過した今では余計に目新しさはない。

 ただ、シンプルにTPSゲームをやりたいなー、という人にはボリュームもそこそこあり、ロボットたちや、巨大ボスを相手に派手なドンパチを繰り広げる事が出来る良いゲームだった。少なくとも980円以上は楽しかったので、ワゴンから暇つぶしゲームを探す人は是非どうぞ!