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ヨコズキゲーム’

ゲームの事しか書いてない らじてんのブログ。

「Grand Theft Auto V」主にメインミッションの感想

 収集を始めてみたものの、思ったより捗らない。俺です。

 ヘリデリバリー欲しい!

 

 以下、GTA5メインミッションの感想。

 

 まずはプレイ状況。メインミッションはオールクリア。全体達成率は84.3%。

 まだまだ味わい尽くしていない状態だが、メインミッションになるべく絞って感想を書く。

 

メインミッション全体について

 とにもかくにも、3人スイッチミッションがこれまでのシリーズになかった起伏をつけており、特に集団vs集団での銃撃戦が楽しくてしょうがなかった。展開上、必ずスイッチしないといけないケースばかりではなく、スイッチしての連携をさせる事で事態の打開が楽になる、というケースも用意されていて、ミッションの攻略幅をなんとか出そうとしているのも良かった。

 ただ、全体のペースとボリュームについては、少々食い足りない。

 序盤からトレバー登場周辺までは、かなり軽快に駆け抜ける。実にいい滑り出しとかまし具合だ。

 各人のろくでもない人柄と状況、打破する方法として犯罪をスムーズに選択していく過程。派手な立ち回りも早期から発生し、チェイス、撃ちあい、それらの掛け算が畳み掛けられる。しかし、トレバーが3人と合流し、状況がひと段落すると、多少の弛みが出始める。

 具体的に言うと、FIB、デビンからの仕事をこなしている辺りがそれだ。ならず者達が好き放題出来なくなる、閉塞感ある状況は、後半に向けて鬱憤を溜めるためのパートと捉える事も出来るが、何より実際的なミッションの内容が平凡なのが痛い。序盤で展開された高速道路上でのバトル、ラペリング誘拐のように、派手な演出も少なくなり、中盤は準備ミッションが連続するせいで、テンションも上がらない。個々のミッションを短くして、テンポを保ってはいるが、インパクトの薄いミッションが連続している印象は拭えない。物語上、強要された仕事をこなす事自体はしょうがないと思えるが、それならせめてミッション内容だけはもう少しドラマティックなものをプレイしてかったように思う。ラペリング誘拐のように3人の特技を象徴する分担をしつつ、なおかつスピード感のあるミッションがもう一つくらいあって欲しかったし、ムービーモードが登場するミッションも後半はかなり少なくなる。

 また、プレイヤー側から立案実行する強盗ミッションが何より楽しい事もあり、もう一度くらい用意して欲しかったと感じる。強盗メンバーを育てる要素も、あくまでおまけ程度に留まっていて、育った実感を得る前にメインミッションが終了してしまった。

 上記のように、メインミッションだけに焦点絞ってを見ると、ペースとボリュームに多少の欠点を感じるものの、それもこれも「楽しいから」だ。楽しいからもっと欲しい、と思ってしまうというか。終わってみれば満足度は十分に高い。大量のサブイベントと、最後の大強盗における全アクションのぶっこみ+各ポジションを活かした大立ち回り、Cプランを選択した際の、三人制を大いに利用した徹底的な掃除のカタルシスは前作にはなかったものだ。

 

難易度そのものは低下した

 今作はこれまでに比べてメインミッションの難易度が低下しており、どうしても詰まる事がほぼなかった(ゴールドが取れるかは別の話)。

 これまでのGTAシリーズ同様、難易度の上昇曲線は滑らかと言い難いが、全体にクリア条件が簡単になっているおかげで、一部の例外以外は、急な難易度上昇に閉口する場面はほとんどなかった。一部の例外は、飛行機とヘリ。特に飛行機は着陸で。ヘリは運搬物を所定の位置に設置する場面はミス連発。トレバー使ってる時くらいもう少し簡単でもいいのでは・・・。

 

登場キャラが絞り込まれた

 4では、ミッションが発生する人物だけで20人以上、友人・ガールフレンドになるキャラは10人。5では、ミッション中に登場するキャラは半分程度になり、友人はプレイヤーキャラ3人以外だと、ラマー、ジミーだけ。絞られた分、濃密かと言うと、捉え方次第というところか。主人公3人については濃厚に描かれるが、他のキャラについては、掘り下げイベントの数が控え目で、ゲームプレイにおけるシチュエーションの豊かさを重視しているように思う。

 主人公が3人なので、人間関係も3倍、いや3乗を期待したので、その点では少々肩すかし。

 触れて体感する街、という観点からは、アクティビティ、ミッション、イベント量で、前作を凌駕しており、都会と田舎と大自然のコントラストによって、密度は明らかに増している。乗り物種類、施設バリエーションのおかげで、ぶらりと行動した際の行動幅は広がっている。

 言ってみれば、人間関係と自由度が、ある程度トレードオフされている訳だが、主人公3人の個性が強く、特にトレバーが異常に濃いので、どうしても気になるほどではなかった。

 欲深な話をすると、追加DLCなどで、ラマー、パッキー、ロン、デイブ、辺りから、より街と人々を膨らませるような物語を見たい。トレバー主役のクレイジー活劇でも良いよ。

 

陰鬱の4からスカッとした5

 明るめのテンションの進む一方、中盤、状況がどうにもなっていかない雰囲気が強かったが、最終的にはえらくスカッとした終わりを迎えた。

 GTA4の終盤は、持たざる者ニコの手に入れたものが空虚な物だと叩きつける展開だっ た。裏社会における、金と地位を手に入れたニコに、2パターンの選択肢が提示される。恋人か、親友(親戚)か、という選択肢を前に、いずれを選んでもニコ は大きく何かを損なってしまう。自由の女神の足元で立ち尽くすニコは、手に入れたものの苦さと空虚を味わっているように見えた。そうして見るエンディング 後のニコは、抜け殻のよう。友人と酒を飲んでも、気ままに街を散策しても、まるで欠落を誤魔化す所作に見えてしまった(前向きかつ、センチメンタルに見た場合の話。逆にエンディングからは考えられない行動がとれるとも言える)。5でレスターに「そいつの話は最近聞かないな」と言われるように、 ニコは、裏社会から姿を消した様子。さもありなん。

 今回、GTA5の終盤では、第三の選択肢が用意された。何かを失う選択肢ではなく、全てを片付ける大掃除。悪党が3人いるからこそ出来る事。一人では成せない事も、仲間と協力すれば成し遂げられる、みたいな、いい話でもなんでもないのが痛快だ。やっている事は割と地味だが、このラストミッションはかなり心躍る展開だった。

 非倫理的な方法で全てを手に入れたニコは 明るい側にある当たり前を、代償として必ず失ったが、今作の3キャラの場合、何も失う事はなく、ただ勝って終わる事が出来る。少なくとも、フランクリンの 立場で言えば、偽善と大義と資本主義に、仁義と徹底した力技で勝った、エンディングと言えるだろう。Vシネみたいな、実に清々しい決着だ。

 おかげで、エンディング後もフランクリン、トレバーで暴れまわる事に何の違和感もない(マイケルにはレスラーマスクを被せて引退してもらったが)。

 だからと言って、3人それぞれの人生が好転したか、と言うと、余りそんな感じもしない。マイケル一家はやっと喧嘩しながらよくなって行こう、というスタート地点に立ったばかりだし、フランクリンはクソ女にがっちりふられたし、友人はラマーとジミーしかいないし、今後どうするのかあんまり見えない。トレバーは・・・まだサブミッションをクリアしてないので何とも言えない・・・。3人の数年後があるとすると、まともに生活していない絵の方が容易に浮かぶ。単に、これまでの過去との区切りがついただけ。そういうオチの付け方がロックスターらしい。

 

 以上、メインミッションの感想。

 4よりいいところもあれば、4の方が楽しかった部分もあるが、いずれにせよ、満足度は十分。

 さて、残りの要素をゆっくり楽しむぞー。