ヨコズキゲーム’

ゲームの事しか書いてない らじてんのブログ。

ゲームより小説読んでた。

 ゲームの事を考えると、去年の11月くらいから時が止まっていたかのようだ。俺です。

 

振り返ると俺は暗黒面に落ちる度、アリスソフトのゲームをやっていた

 時が止まっていた気分になるものの、ゲームをやっていなかった訳でなくそこそこプレイした。

 「anodyne」「ブラザーズ 2人の息子の物語」をクリア。

 「The Swapper」を、貧弱な英語力でプレイするのは勿体ないのでは、と中止し、「DEVICE6」を、英語読めんと全くわからんこれ、と投げた。

 思い出したように去年末購入したゲームの音ゲーに再挑戦しては「これ音ゲーとしてもクソだな!」と暗黒面に落ちた。

 その後、暗黒面に落ち過ぎたのか、角川電子書籍70%オフキャンペーンを良い事に、手持ちの小説を電子に置き換えようと買い倒し。延々と山田風太郎→小林泰三→長谷敏司(と言うか円環少女)と再読祭になっていてゲームどころではなかった。

 で、一通り再読し終わったので、現在は「闘神都市3DS)」をプレイ中。

 

 去年末購入ゲームが不発で暗黒面に落ちたので、一旦、頑固親父の作るラーメンの如き「ランスクエストマグナム」を遊ぶことで回復。インディーゲームを遊んで、勢いがついたので再度暗黒面に対峙したら、頑固親父の作るラーメンのリメイク「闘神都市3DS)」で再度療養中のような流れ。なんとなく螺旋を思わせる動きですね。

 

つーわけで、やったゲームの短い感想

 途中で勿体ないのでやめた「The Swapper」や、画面演出だけ確認して終わったような「DEVICE6」は置いといて。

 一応クリアしたので「anodyne」「ブラザーズ 2人の息子の物語」の感想を。

 

「anodyne」

 任天堂ゲーム、特にゼルダ、マザーの闇部分を煮固めたのような内容。

 ジャンルとしてはアクションAVGではあるが、攻撃とジャンプくらいしかアクション要素がなく、ゼルダよりシンプル。ジャンプについては時折謎のシビアさを見せてくれるものの、プレイした際のコントローラーが7年物のぶっ壊れかけでなければ、さほど難しくなかったと思われる(尚本ゲームED後に箱コンが使える環境だった事を思い出し、この壊れかけコントローラーは捨てた)。

 内省的なBGM、ドライで散文なテキスト、ゲームボーイアドバンスな映像による不連続な風景は、夢世界の雰囲気を若干悪夢側に印象深くしつつ、いい感じに表現されている。

 心象風景をゲームという形でパッケージしたようなゲームは最近見なかったので(よくも悪くもゲームとして洗練されたり複雑化すると心象風景から離れる。キラーイズデッドみたいに)、久しぶりの感覚でプレイした。

 全体を覆う膜を感じさせる音楽が、かつて感じた、いくつかのゲームをプレイする自分の気分を再生してくれるせいで、久しくなかったザラついた感覚を覚えた。

 そうした内省的なゲームプレイの後、スタッフロールにおける、制作者のメッセージでの心温まり具合は異常。

 

ブラザーズ 2人の息子の物語

 つい最近、PSNなどでローカライズ版の配信も始まったらしいし、ICO」とか「rain」「風ノ旅ビト」とか好きな人は、是非やると良いと思います。

 映画監督と、ダークネスやらを作ったゴリゴリのFPSメーカーが組んだ事を考えると、突然変異ってすごい!みたいな感想が出てくるほどの快作。

 グリム童話的な世界観で、父の病気を治すため、秘薬を求めて旅立つ兄弟が主役。

 劇中のセリフは全て謎言語であり「ICO」などと違って字幕が出る隠し要素もないため、細かい物語は雰囲気から察するしかないが、演出描写が確かな せいで、十分にわかりやすい。

 世界観も、序盤は中世ヨーロッパ?と思いきや、オークあり、巨人あり、化け物ありのファンタジー世界が広がるが、コンパクト なタイトルの割にかなり丁寧で美しく、かつ、奥行を感じさせる。兄弟の顔だけが妙にアジア風なのが気になるが、光の表現などは美しく、世界の存在感もしっかりしている。尚、個人的には、巨人の戦場が非常によかった。

 本編は、アナログスティックの左右それぞれに割り当てられた兄弟を同時に操作することで進めていく。この操作感覚がなかなか面白く、最初はバラバラに操作し、次に同時に操作して慣れたと思ったらこんがらがり、またうまく操作出来るようになったと思ったくらいに急に解らなくなったりして、なかなかままならない。ままならないがその感覚は適度に新鮮で、気にならない。パズル要素があったり、多少のアクション要素もあるが、全編通してかなり簡単で、よっぽどゲームに耐性がなかったり、コントローラーを目視しないと操作出来ない人以外はクリア可能なレベルなので、特殊な操作になかなか慣れなくても問題なく遊べる。

 むしろ、特殊な操作と、劇中、旅路における兄弟の関係性と相似にさえ感じる。旅路の中、兄弟はずっと行動を共にするが、時折、すれ違い、反目する。兄は弟の不安に気付かなかったりするし、弟は兄の動機を幼さ故に理解できなかったりする。それでも、病床の父のため秘薬を手にする、という目的の下に、実際の兄弟さながら、ちょっとしたすれ違いや反目をなかった事にしたり、おそらく許したりしながら旅を進めていく。物語の流れに沿って、操作に習熟したり、あるいは、操作がうまくいかなくなる訳ではないのだが、最後に立ちはだかる状況は、そうした、物語とメカニクスのすれ違いすらも巻き込む。旅路を経た事で、自然に回答に辿りついてしまった時の衝撃たるや。

 2つのスティックを使って2キャラを同時操作し、パズルを解く、というメカニクスに偏って期待すると、2日程度で終わる長さや、歯応えのなさに肩すかしを食らうゲームではあるのだが、最後の衝撃の電撃に打たれたような(プレイした人はわかると思うがゲームとシンクロし過ぎた気もする)感覚は、個人的に「そうこれだよこれ」という一点で、ラストの体験を阻害しないどころか、簡単にクリア出来て、かつ、盛り上げる方にしか働いていないゲームプレイは大正解だと感じる。

 という訳で、最初にも書いたけど、PSNなどでローカライズ版の配信も始まったらしいし、ICO」とか「rain」「風ノ旅ビト」とか好きな人は、是非やると良いと思います。

 

闘神都市3DS)」途中感想

 こっちはまだ26日目(ゲーム内時間)なので途中感想。

 イメージエポック制作という事で、ハズレの場合、壮絶な爆死も想定しながらの購入。そんな覚悟で買ったおかげか(?)十分楽しく遊べている。

 原作のエロゲから、残虐性とエロを適度に引っこ抜き、ざっくりした人情ドラマを細かく追加する事でジュブナイル要素を強めている印象。

 まぁ、正直、エロはもちろんの事、原作の展開を家庭用には無理無理であり、最初から期待していない部分はどうでもいい。

 楽しめているのは、戦闘部分が存外よく出来ているので。

 1vs1のコマンドバトルなので、基本はシンプルだが、アクションポイントの配分や行動順序、敵の弱点などを考え、ターン中の行動を最適化していく作業は地味に面白い。バランスも、適度に難しく、レベルを上げればゴリ押しも可能っぽい範囲で、ダンジョン攻略時、レベリング時など、プレイ状況ごとにセットを変更する作業も、度ごとにカード屋に戻るのが面倒くさいのが、丁度良いリスクになっている。

 物語だけをガンガン進行すると、あっという間にレベルがきつくなり、難易度が激しく上がるため、昔ながらのRPGプレイが必要。女の子モンスターを求めてダンジョンをうろつき、うしのスキルでレベル上げは必須なバランス。レベルは十分でも対策なしでは時にゲームオーバー画面を見るものの、雑魚戦ですらその場で復帰が可能、ダンジョン脱出は無制限。全体ではほんのちょっと辛め、くらいでバランスが取れていると感じる。

 新規性はないが、ここ数年のダンジョンRPG世界樹以降)の要素をうまく取り込んでいて、実際まとまりは良いし、物語とシステムをちゃんと結びつけて(後付け故の粗もあるが)回転させているのは好感度が高い。

 戦闘以外の部分は可もなく不可もなく。

 原作からデザイナーを変えて刷新されたキャラクターたちは一応近年のスタイルになっているので、古臭さは緩和されている。絵柄、一部髪型、装飾の違い程度ではどうしようもないところはあるものの、ここに文句を言い出す事は企画自体から否定するような話になってくるのでスルー。

 物語も随所で雑(主人公をある程度まともな人格者として描こうとしている部分とは折り合いのつかないほどの鈍感さや、設定に対するキャラの露骨で不可解な理解・無視など。まぁいちいち引っかかってだらだらした寸劇をされても困るが)だし、特段よく出来ている訳ではないんだが、別にぶん投げたくなるほどひどくもない。

 物語については、大会終了後の展開次第なところが大きいので今は感想を保留。今までプレイした範囲では、強引だなぁと引っかかる箇所が、全部ギフト絡みだったので個人的にはセーフ。ご褒美をギフトって設定に変えて、それをシステムに落とし込んで戦闘を面白く作ってくれてるだけで満足ですよ俺は。描けば描くほど、無理出ますし、人間女性陣より、ちゃんと手間かけて心を通わせてる女の子モンスターのスキルの方が戦闘でも有用なのもしょうがない。

 エロについては「局部・下着描写しなければ大丈夫なんでしょ!」という開き直しがいっそ清々しい。発注段階でシナリオが固まってなかったのか?とも考えたが、むしろ、割り切って3DSなりのエロを優先したように見えるCGがある。なんで女の子モンスターの一部が舌を甘出ししてるんだ(よし)。随所で「これテキストの方は自重してないよね」というような箇所があったり、エロのためでしかないエロ展開も発生して苦笑いを誘うが、メインストーリーを台無しにするような場面ではないし、問題ない。根本的に3DSでエロをやろうと尽力する自体、明後日の努力なんだが、それがまた良いような気もする。時々な。

 問題はちょっとしたテンポの悪さと、表示バグ。画面遷移時の表示が微妙に遅く、時々「はよ」と思う。表示バグの方は一部文字が点滅するだけで実害はいちいち気になるくらい。が、目立つものなので、他に致命的なバグに出会うんじゃないかと想像してしまう。修正出来るものならして欲しいところ。

 あー、あと、アリスソフトの常連が3DSに表示されているというのがもう楽しいというのはある。アリスソフトのゲームを全く知らない者からしたらふざけているのか?と思うようなモンスターたちまで、まんま登場する。カイトクローンまでも・・・。何も知らずに買った15歳以上はどういう風に思うんだろうか。「悪ふざけ」「テキトー」が長年積み重ねられたせいで、妙なまま、世界観として強引に着地してしまったものを、いきなり見せられてまともに受け入れるんだろうか。無理だろ。アリスソフトのゲームに愛着がある方からすれば、エロゲらしいし、これでむしろ正義なんだが。

 

 

そんな訳で今日は以上。