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ヨコズキゲーム’

ゲームの事しか書いてない らじてんのブログ。

「ランス9~ヘルマン革命~」

 ふくらはぎから謎の鈍痛。俺です。

 何が原因で痛めたのかさっぱりわからないが妙に痛い。ストレッチなどをしょっちゅうしないといかん。と、歳・・・。

 

 さて、「ランス9」を真エピローグクリアまでプレイしたので、感想を書く。

 個別ENDの感想も書いているので、当然ネタバレ。

 

 ※2倍モードプレイの分を緑字で追記。

 

最初に結論から

 近作で比較すると、マグナム>9>ランクエ、という感想。

 難しいのは、発売当初のランクエよりは、確実によく出来ているという事。

 実際、プレイ自体は楽しませてもらった。

 しかし、クリアしてみればほんの少し食い足りない。

 発売直後のランクエはクエスト数の薄さから、序盤から同じクエストを何度もしなければならなかったし、移動速度の遅さなどもあってテンポも良いとは言えなかった。それに比べると、9の完成度は最初から充分に高い。しかし、変に完成度が高いせいで、アップデートによるボリュームアップが期待しづらい(そもそもアプデ前提ってのが変な話なんだが)塩梅で、なかなか難しい気持ちになる。単なる杞憂であって、アブデで充実したゲームに育つ可能性もあるんだけど、それって単に10が出るのが遅くなるって事だものなぁ・・・。今作の満足度とのバランスで、勝手にもんにょりするヤツ。

 以下、キャラクター面についてはおおむね満足出来たので、そちらについての感想がメインになっとります。

 

タクティカルバトル

 ベースとなっているらしいママトトについては未プレイなので比較不能。

 ほとんどの戦闘で、毎ターン敵が追加され、圧倒的多数を少数で撃破する戦闘が表現されている。ここらへん、他のシミュレーションRPGとは手触りが違ってて好感触。

 味方全員で共有する必殺技メーターとガード職の位置取り+挑発くらいに戦略性が集中しており、シンプルなバトルにまとめられている。

 成長が進んでしまうと敵味方の動作がばっくり割れて見ているだけの時間が長くなるが、通常一周目プレイでは、敵味方が入り乱れて行動。豊富なオプション設定を最高速にすれば、戦闘のテンポは非常に速くストレスはほとんどない。

 

育成システム

 バトルのバランスにも関わるので、さっさと育成システムの話にうつる。

 戦闘で貯めた熟練度振り分けによるパラメーターアップと、お金による武器防具増強の二種で、ユニットを強化していく。

 が、こと一周目の場合、余りフリーバトル(稼ぎバトル)をしないまま進めると、装備アイテムに依存する度合いがかなり高い。

 余裕一撃死な魔法使いタイプにHP増強アイテムをセットすれば、体力自慢のガードを軽く超えてしまうバランスで、熟練度によるパラメーターアップは主に攻撃力に偏って振るしかない気すらしてくる。

 ところが、クリア直前~2周目になると装備アイテムでの強化は頭打ちが見えてくるようになり、以降は熟練度による強化に頼るしかない。

 (と思ったら2倍モード以降は効果に倍率のかかったアイテムがランダムドロップするようになった。ので、モードを変更する度にアイテム依存度が上がり直す)

 つまり、一周目に限って言えば、フリーバトルによる強化はメインミッションへの補助程度、装備アイテムの付け替えと戦い方だけで、大部分を進めれるバランスで、自然に、制作者の想定した難易度で遊んでもらいやすいよう、このようなバランスにしたと思われる。

 

 アイテム依存度の高い強化自体は、趣向を汲み取ることで合点入ったが、問題はそれにしても直線的な育成システムの方。

 武器・防具の成長はギャンブル性があるように見せかけて、実は絶対に能力値の上がる金額が決まっている(とマニュアルに書いてあった)、遊びの一切ない設計で、都度どの程度までお金をぶっこむかどうかくらいの問題でしかない。

 熟練度について言えば、一周目の場合、ユニット本来の得意分野を伸ばすのが最善であり、ユニットの強化に振れ幅がほとんどない。せめて熟練度ボーナスによる能力アップの方向性くらい選べても良かった気がするが、能力が極度にインフレーションしたり、難易度のコントロールが不能になる事を嫌ったのか、ボーナス内容は1パターンかつ、極めておとなしい。

 必殺技も全キャラ固定一種となっており、性能面では個々のキャラクター性を尖らせている一方、やはり育成の楽しさでは微妙。

 育成する事で新しい戦い方が出来るようになる、という事は余りなく、もっと全体的な、どのユニットを重点的に育てるか、という点での育成方針があるだけで、6以降のシリーズを振り返ってももっとも育成がこじんまりしている。

 

敵のバリエーション

 育成の幅が狭い事に対応するかの如く、敵のバリエーションも乏しい。

 いや、見た目で言えば、結構色んな敵がいるんだが、行動内容に限って言えば、7種類くらいしかいないように思える。

 近距離攻撃タイプ(槍兵)、硬く火力の高い重装甲タイプ(鎧兵)、遠距離単体攻撃タイプ(弓兵)、範囲攻撃タイプ(魔導師)、速い回避タイプ(アサシン)、殴るとワープするタイプ(宝だんご)、殴ると分裂するタイプ(ぷりょ)。

 たまに別種もいるが、上記の組み合わせ程度に過ぎないため、他に対してと同じ対応で難無く突破出来てしまう。せめてこちら側にいるのと同じような能力のユニット(カウンター、ガード、援護、魔防など)が登場して、戦法を切り替える必要が出たりしたら、もっと面白かったのに、という感は拭えない。

 

シナリオについて

 全BAD+真エピソードクリアまで遊ぶと、思ったより不満のない内容だった。

 まずは散々、戦闘のプロとして評価されてきたランスが、初めてちゃんと闘いのプロらしく演出されている。シリーズ通して戦士としての評価はあったものの、思い付き・その場凌ぎがハマったり、卑怯戦法が通用しただけで、「運良くなんとかなってきた」とも見えたランスくんだが、今作では「子供っぽい思い付き」が故に、相手の裏をかく奇策となったり、適当なようで理に適った戦法をとったりとなかなかゲリラ軍人している。結果、愚直な軍人勢に評価される場面も多く「ちゃんと集団戦にも強いランス」が強調されている。戦国での全国統一は伊達ではなかった。

 強引に突き進んだらうまくいった(6)、あるいはプレイヤーが頑張ってなんとかしてあげた(戦国)のようなランスも良いが、ラストで人類圏を引っ張っていく(事になるんだよね?)にあたり、野郎勢からの評価に厚みを作ったという事で素晴らしいと思う。

 ランスモードでは恋愛恋人モードなプレイにも対応し始めるランスだが(シイル不在でまとも?になっていくのは実に皮肉・・・)、お仕置きレイプも健在。エレナ、クリーム辺りとのエロでは、やっぱり外道な事を思い出させてくれる。

 ランクエ同様、丸くなってきたランスだが、これまでの魅力がなくなった訳でもなく、実力も伴ったすごいバカとして、より格好良くなってきたと感じた。

 長いシリーズ特有のものとしては、パットンの成長が素晴らしい。もう一人の主役に相応しい鷹揚さだけでなく、ハンティーとの絡みなど、味のあるキャラに仕上がっていて好感度がかなり上がった。ランスに心酔する余り、色んな事に耐久性が出来まくっているのも、ニヤニヤしてしまう。メルティ、シーラにした事も、本人たちが良ければ、という程度で、さほど気にしてなさそうなのは大物越えてランスに心酔し過ぎな気がするが(シリーズ通して味方の男性キャラはランスに甘いよね・・・ガンジーとかさ)そういうところ含めて面白い(エロゲの味を感じる)。合わせて、ヒューもいい味出しまくり。ツッコミ・常識派担当でありながら、それだけに革命2軍をまとめあげるシーンなどは味わい深いものがある。

 フリークの爺様については、ちょっと惜しかった気もする。活躍の機会ちょっとあげて欲しかったなー。ポジション的にしょうがないのかも知れないけど、いざって時があれだったからな・・・。ルーンと仲良くな。

 

 味方キャラクターの描写については、相当いい仕事をしている反面、敵キャラについては勿体ない点も散見される。

 まず、革命自体がすんなり行き過ぎに思えたり、基本が鬼畜王の焼き直しである故、盛り上がりに欠けたところはあったのが痛い。

 また、時間をかけて戦ったレリューコフ、ロレックスとは違い、大悪玉であるところのミネバ、ステッセルについてはあっさりし過ぎという気も。まぁ、この二人については、各分岐のほとんどで激突するため、総合的に活躍時間自体は長いが、ガームロアが偉大過ぎてより一層しょぼいように思えてしまう。

 特にミネバは勿体ない。悪辣な行動は散発しているが、マイトレイヤ絡みのイベントもちょっと淡泊だし、5軍相手の非道行為も、ロレックスの引立てとしての性格が強く感じられてしまった。いや、キャラの使い方がどうこう以前に、単純に今作単発のキャラとして見ても、ちょっと終盤を張る相手として物足りない。皇帝になりたい、という願望の底が浅く、ガームロアに一発で下るなどを見ても、いかにもしょぼい。正史最終決戦において、皆が集合する展開は燃えたが、またそこでの戦闘とは別にランスとの一騎打ちで決着をつけて欲しかった気もする。あと・・・・ランクエであんだけの被害出したクリスタルの使い方それかよ!っていうのはまぁいいか。

 一騎打ちと言えば、人間ボスがほとんどイベントテキストにて決着をつけてしまうのも肩透かしの感がある。まぁ、ランスの育成が必須になり自由度を狭めたり、テキストとバトル難易度が釣り合わない展開にならないよう避けたと想像するが、それならそれで、戦闘シーンを一枚CGで描写するなど、もっと盛り上げて欲しかったように思う。レイラさんのおっぱいはCGあるのに!!

 

ランスモードとかヒロイン

 ランスモード+各ENDの話。

 一人一人とじっくり・・・というには少々使い回しのエロCGが多いものの、豊富なテキストでそれなりにじっくり各キャラの心情変化が楽しめる。

 まず、かなみのチョロインっぷりったらないな!!これまでのシリーズでも普通の恋愛がしたい=ランスと普通に恋愛したいと思わせるような発言はあったものの、ちょっとランスが恋人風味なプレイを提示しただけで転がり落ちるようにマリア枠に!!しかしチョロさ含めて、幸せなのに不幸な感じが、いかにもかなみっぽい気がする。忍者としてはばっちり二流扱いのままなのに爆笑してしまったよ。分岐ifとは言え、嫁っぽいポジションになれて良かったね。正史続編ではそこまで幸福な事にならないだろうから、不幸に頑張って欲しい。

 一方、魔想さんは、これまでのガードの固さと、本気で軽蔑したような態度を思うと、よっぽどナギの件で疲れていたんだなと・・・。まぁ、6での言動を思い返したり、マリアの洞察を思うになんだかんだでランスを悪く思ってなかった訳のは明白だが。諦めから素直になって、しかし、やっぱりある程度元通りという今回の路線は悪くなかった。エロい魔想さんは本当にエロい。子供でENDしたが、次回作で大人に戻ってくれると信じてる。と言うか戻らんとダメだろ。お願いします。

 チルディについては変な属性付与+人間的に成長。レイラさんの願いがやっと通じたというところか。叶えたのはほぼアミトス(ミネバも)だけど。と言うかチルディルートは、アミトス・ガームロアルートという感じだったな。ヘルマンの真の強さを垣間見れて、チルディ的にどうのこうのさておき、満足度の高いルートだった。アミトスは次作に是非登場してランスと何かあって欲しいもの。元最強の処女+巨乳枠として。

 戦姫のエロはSMだったが残念。SM好きじゃないんだよなぁ・・・キャラはすごく好みなのに。縛りな絵面が苦手。おっぱいは素晴らしかったです。アルカネーゼのおっぱいと同じくらい好きです。しかし、妊娠するとは予想外。正史じゃないにせよ正宗死亡も予想外。正史ENDを見る限り、戦姫は引退・・・のような、やっぱり参戦してきそうな。10がどのくらい間を置いてスタートするかだなー。

 ピグはある意味ギャグ枠。ランスモードでも展開少な目で割とあっさりした感じ。ルートもまさかのイカ復活ルートだしな。ギャグ枠の割にデビルミネバとか凝ったもんが登場するが、明らかに弱体化してて笑った。今後も、あてな2号と幸せにしてて欲しい。

 ミラクル。新キャラだが、相当好きなキャラ。ランス+アムという重度の濃さにして、魔法LV3のチートキャラ。トゥエルブの解説シーンは数人死んでたりして笑わせてもらった。尊大・気丈・有能なのに、どっかバカでお人好しというキャラはすごく良いな。何気にリックのキャラを掘り下げたり、瞬間移動、別世界を掘り下げてたり、今後の可能性を大きく広げてる。正史エピローグではJAPANに行っちゃってるのが少々気になるが、健太郎+美樹の希望として、あるいは外伝主役として、何らかの展開を期待したい。

 ルシアンについては、ランスに惚れてしまう心情の転換が、どこにあったのかちょっと気になるところなんだけど(バラす直前にランスとした会話だけだと、2段階目までのエロを振り返るに、少し間尺に合ってない気がするんだよね)、まぁ正統派奴隷ヒロインとして、シィルの良きライバルとして、同時にリアのライバルでもある、という、ややこしいポジションになるのかな。天然(世間知らず)だけど芯は強い、というタイプだから案外一番しぶといのでは。個人的にはリアの方がアホで好き(正統派に興味なし!)。

 

まだまだ何か欲しいところだが

 全体的にお話=キャラを楽しむ感じが強い。

 それは良いんだが、せっかくならバトル・育成での奥行も、と期待してしまっていたため、どこか物足りなさが付きまとってしまった感。

 まだグナガン、ハニーキングなど、倒していない敵もいるんだが、そのために2倍・4倍モードで遊んだりするほど気力が湧かないのも正直なところで・・・。敵バリエーションや、フリーバトルがもっと多かったり、育成がもっと楽しければ話も変わったかも知れないが、現状ではちょっとそこまでやるかどうか怪しい。だってそんな延々とヘルマン砦5ばっかり出来ないですよ・・・。

 (などと思いつつ2倍モードに行った後、2倍鈴が出たのでチルディにつけて挑んだらハニキンもグナガンもクレイジーキングも楽勝に倒せてしまった。周回開始直後から自由戦闘は全開放だし、効率重視でヘルマン砦5を回すとしても、装備アイテムの事を考えると、さっさと無茶苦茶モードに移行、勝てるようになるまで全滅を繰り返しながら戦い続けるのがいいっぽいなー)

 肝心のお話は、全ルートクリアで結構満足出来たので、良し、としたい。

 ランクエの時みたいにマグナム版が出るような事はないと思うので、あとはアプデでどのくらい何かが追加されるかなんだけど・・・・多少テキスト追加したり、あとは、フリーバトルくらいにしか強化のしようがない作り(6と違ってイベントリストを増やしにくい)になっている辺りで、アプデへの期待値を下げてるんだよなー。

 長く続くシリーズ、全てが傑作、なんてそんな話はない訳で(そうあって欲しいと思っても個人の趣向の問題もあるしね)。今までを振り返ると、個々の場面では「あっさり終わったなー」と思ったシーンもたくさんあったし、今作だって充分に及第点は越えてる!という納得も出来ん事はない。そんな感じの、もやっとした感想でした。

 6やマグナムに比べるとプレイボリュームは少ないけど、シナリオについては結構純度あったし。

 次作=最終作(ほんとかよ)に全ての力を注いで、超ボリューム、破格の作品が出れば、なんでもいいんですけどね。

 

 

今日は以上。