ヨコズキゲーム’

ゲームの事しか書いてない らじてんのブログ。

「シャドウ・オブ・ウォー」影の戦争を終結させた

 人生で初めて真剣に温泉に行きたいと思っています。出来れば3,4日は行きたい。

 温泉につかっていない時はマリオをやりたい。

 「マリオオデッセイ」は色々楽しいゲームですが、個人的には音楽回りが最高オブ最高だと思います。サントラ出してくれー!!任天堂ーー!!

 

 

影の戦争を終わらせた

 先日までプレイしていた「シャドウ・オブ・ウォー」をクリアした。

 終盤は延々と攻城戦だけが続く展開となり、最後はちょっと疲れてしまった。オークとの交流で発生するイベントは楽しめるのに、攻城戦では、それが定形のパターンに抑え込まれてしまうのが原因。勿論、攻城戦は攻城戦でえげつない乱戦が楽しめるのだが…いかんせん、それだけが延々と20回近く続くのはマンネリが避けられない。

 しかも、攻城戦もあと1回で終わるという直前、首領を再配置した途端「ゲームをクリアした!」というメッセージが表示されるという。ファミコンの裏技かよ。勿論、単なる表示バグで、その後、ちゃんとクリアしたのだが、一瞬、ほんとにここで終わったろうか、と思ってしまったよ。

 

 

最後までオーク以外のキャラ魅力がない

 オークと思いっきり戯れる事が出来る、という強力な美点を持つ「シャドウ・オブ・ウォー」だが、物語・キャラクターは正直微妙だった。

 先に書いた攻城戦の連続する最終章は、一応、美点であるオークとの交流(殺し合い)を好き放題、存分に楽しめるパートではある………とは言えだ。合間を繋いだり、プレイを牽引する導線としての演出一つ存在しないというのは、ちょっときつかった。

 こっちは最早主人公が何のために戦っているのかもわからないのだ。妻子の仇討ちも、サウロンも、相棒だったケレブリンの事も、ぜーんぶ無視して、オークと土地の取り合いを繰り返すんだから、その動機くらいちゃんと演出して欲しかったな。お陰でエンディングでの主人公と気持ちはシンクロしたけど…そのためだとすれば強引過ぎる。

 そもそも、まだ、お話らしいお話が描かれていた序盤時点から、オーク以外のキャラクターは魅力に乏しかったのに、どいつも魅力が描かれる前に退場してしまう。前作からの完全な続編という事を考えても、描写不足なんじゃないの?という気持ちは拭えない。

 主人公は辛気臭く真面目なだけ。相棒のケレブリンはとことん尊大で、主人公とも利害が一致しているだけに過ぎず、バディ物のような連帯感はなし(で、最悪の結末となる訳だ)。シェロブは意図不明。裏切ったおっさんは論外だし、眼帯の将軍?だかはドレイクのブレスで燃えて終了(ミスリード要員だったのか?)。イドリン、バラドールは結局具体的にどうするのかよくわからないまま退場しちゃう。ガラドリエルに力をもらったスケイル姉ちゃんもその後どうなったんだ。

 バラドールとスケイル姉ちゃんについては、DLCでフォローするつもりかも知れないが、大した見せ場もなく、あれだけの描写でDLCを買うまでするかってーと…。まぁ、オーク種族を増やすDLCは欲しいけど。

 結局オチまで綺麗に描かれ、いい味を出していたと思えたのは、チュートリアルキャラのブルースだけ。ってブルースもオークじゃねえか。

 ロード・オブ・ザ・リングという原作が枷となった部分もあるかも知れないが、それにしても薄すぎる。

 

 

オークと遊ぶゲーム内容は他にない楽しさ

 最終章の薄さや、主人公の帰結以外は一切をぶつ切りにした物語など、不満を書いたが、オークと戯れる楽しさは他になかった。

www.youtube.com  ネメシスシステムが本当に素晴らしい。

 

 バットマンアーカムに倣った戦闘システムを、より乱戦寄りに(=派手に)調整した戦闘は、敵味方がゴッチャゴチャになる攻城戦において光っていたと思う。殴りたい相手を的確に殴れないストレスもあるが、それ以上に、適当に殴ってでもゲージを貯め、魔術でまとめて吹き飛ばし、オークを隙間を縫って、敵味方が無茶苦茶に入り乱れる混戦状態を切り開くプレイは快感。勝ちパターンに入って次々と敵小隊長を屠っていくのは本当に楽しかった。

 ボリュームを考えると、宿敵イベント・突発イベントのバリエーションは倍あっても良かったと思うが、オークによる各種セリフは最後まで飽きないほどパターンがあって、開発&ローカライズ、マジサンキューという思いでいっぱい。

 

 

ネメシスシステムの応用が遊びたい

 これ多分、多分、前作時点でもプレイした人には言われたろうけど。ネメシスシステムは是非他のゲームで応用して欲しいと感じた。あくまでロード・オブ・ザ・リングというIPのバリューあってこそ実現出来たことかも知れないけど、それはそれとして。

 大ボリューム、かつ、濃いセリフの数々に支えられ、オークのキャラクターを感じられたし、結果生まれるドラマにも一喜一憂させられた。

 こちらを2度殺した後、洗脳を経て、最後まで護衛として生き残ったマークスマンオーク。4度の蘇りをするうち、初対面みたいな事を言い出す哀しい不死者となった毒使いのオーク。別マップまで報復をしに追いかけて来たのに、なんか爆発に巻き込まれて一瞬で死んだオーク。兄弟を殺され主人公を裏切り、再洗脳されて尚、洗脳を突破して敵に回ったアサシンオーク。人質を伴って4人のオークと共に裏切り、「勝ってまともなボスだと証明出来たつもりか?いいや、やっぱりお前の指揮下は最悪だね!」と呪詛を放ったオーク。どうでもいいとテキトーな軍団長の護衛につけてたのに、絶体絶命の攻城戦で、颯爽と登場、2度の死から救ってくれたオーク2匹…。

 楽しいオーク共よ。お前たちは真面目なだけでちっとも面白くない人間たちよりも、偉そうなだけで視野の狭いエルフよりも、余程輝いていた。

 濃いセリフと、突発イベントの組み合わせで、印象に残るオーク達をたくさん生み出してくれた。大体死んだけどな。

 ベースになるゲームプレイが面白いのは絶対条件だけど、是非、オークだけじゃなく、ギャング、軍人、ヤクザ、宇宙人、悪魔…色んなパターンで活用する未来が来て欲しいものです……。

 

 

 

今日は以上。