ヨコズキゲーム’

ゲームの事しか書いてない らじてんのブログ。

スパイダーマンになってファンと記念写真を撮ろう

 先週末「Marvel’s Spider-Man」を購入。ウェブスイングでマンハッタンをビュンビュン飛び回っている。

 控え目に言ってすら、最高の出来。

 想像通りであり、想像以上。たまらんですよこれは。

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ウェブスイング気持ちよすぎ

 とにかくウェブスイングだ。

 スイングでの移動がとにかく快適に出来ている。いや、スパイダーマンのゲームに求められるものとして、必須条件だと思うが、想像以上にスピーディーで気持ちいい。スイングスイング、ウェブジャンプ、そこからブーストジャンプしてまたスイング。最初こそ、高速で過ぎ去る背景に眩暈を感じ、慣れない操作に戸惑ったものの、少しのプレイで慣れることができるよう、操作方法は洗練されている。一旦、慣れてしまえばこっちのもの、「飛び回る」という言葉がピッタリな高速移動が気持ちよすぎて、ファストトラベルを使う気に全くならない(ファストトラベル時には、地下鉄を利用するスーパーヒーローが見れて楽しいんだけど)。意味なくマンハッタンのウロウロする楽しさはちょっとないレベル。余りに気持ちよくって、攻撃スキルそっちのけで、移動をより便利にするスキルばかりを取得してしまった。ポイントジャンプ最高(縁などにフックショットみたいに移動した直後に、最高速度のブーストジャンプをするスキル)。

 

 

 

基本はバットマンだけど、スパイディーらしいアレンジが楽しい

 戦闘、メイン・サブのミッションの骨格は、バットマンアーカムシリーズをそのままトレスしたかのような雰囲気がある。敵から敵へ飛び回るバトルスタイル、各種ガジェットを交えて戦闘を有利にする展開、盛り上がるメインミッションの合間でも、無軌道にプレイ出来るいくつものサブミッション。

 骨格はアーカムシリーズだが、肉付けは、ちゃんとスパイダーマンに合わせて構築しなおされている。当たり前と言えば当たり前だが、その匙加減が絶妙で、ゲームとして楽しく、かつ、スパイダーマンの個性をしっかり際立たせている。

 攻撃するだけで、自動で敵に吸い付くように飛び掛かるバットマンに対し、スパイダーマンは能動的に飛びついていく必要がある。カウンターボタン一発で反撃・制圧していくバットマンに対して、スパイダーマンは軽やかな回避後、複数の攻撃が選択できる。地上をメインに一人一人制圧していくバットマンとは違い、むしろ、空中戦を中心として、縦にも戦場を飛び回り、敵集団全体を制圧するような戦い方になる。先行入力の連続で戦闘を組み立てていくバットマンよりも、攻撃の合間での選択肢が多く、より即興性と能動的な操作が求められる感じだ。その分攻撃が中断させられる機会も多く、ガジェットと圧倒的な移動力を利用して、しっかり敵を翻弄する必要がある。うまくいった時はスタイリッシュで、バッチリアドレナリンが出る。

 N.Y.市民と軽ノリでコミュニケーション出来るのは最高だ。SNSに投稿する写真の撮影に応えたり、ハイタッチしたり、ギャングの情報を教えてもらったり。ファンばかりではなく、出ていけと罵られたりもする。スーパーヒーローに対する市民のリアクションがダイレクトに感じられるのは新鮮だし、スパイダーマンの軽薄な対応も楽しい。マンホールをぶん投げたり、突然民衆の真っただ中に着地して大騒ぎを起こしたりしても、石一つ投げられないのは、ちょっと人気物が過ぎる気がするけど。

 市民がいることは、サブミッションのバリエーションにも貢献しており、交通事故現場に残された市民を救助する瞬間は、「攻め」のヒーロー活動とは違う、「守り」のヒーロー活動も意識させてくれる。

 

 

 

これまでを想像させるスパイダーマン

 N.Y.を飛び回るのが楽しすぎて、メインストーリーが、全く進んでいない。

 完全な新作となる今作は、スパイダーマンというヒーローの設定は既知のものとして説明を省略しつつ、概ね原作コミックに沿うような活躍をしてきたキャリアのあるヒーローとしてスタートしている。具体的な活躍・活動は描かれず、セリフや流れで、なんとなく想像させるようになっている。

 冒頭こそ、よくわからないまま始まるが、少しプレイしていれば、隙間がパラパラとゆる~く埋まっていくようになっているので、余りスパイダーマンに詳しくない人でも、ふんわり遊べるようになっている(はず)。

 7年以上、ヒーローキャリアを積んだスパイダーマン=ピーター・パーカーは、ゲームスタート時点で主だったヴィランたちをほとんど倒した後。冒頭から、宿敵の一人であるキングピンにトドメを刺し、N.Y.に平和を取り戻したものの、私生活は色々散々な状態。恋人メリー・ジェーンとは半年前に別れており、研究助手の仕事は中止寸前。ストーリーを少し進めると、ついには自宅を追い出されてホームレス状態。なのに、ヒーロー活動や、MJとの関係に夢中で、生活を立て直す気がゼロ。全然寝てないし、朝ご飯はドーナツとコーヒーだけだし、大丈夫かよピーター、MJにまたフラれるぞ。

 現在は、メインの敵っぽいMr.ネガティブが登場し、その企みを追跡中。

 楽しみなのは、現時点から、ヴィランたちの芽吹きがバラまかれていること。本編のメイン敵は、現状、Mr.ネガティブだが、グリーンゴブリン、オクトパスなど、サム・ライミスパイダーマンにも登場した有名ヴィランたちの胎動がじわじわ進行している。そう、まだヴィランとして覚醒していない、ただの人間がヴィランに近づいていく過程が、ピーターの日常の奮闘を描くのと並行して、自然な形で描かれている(多分)。これは熱い。実際、ヴィランとして覚醒するのか、それとも、別の展開になるのかわからないが、ここはもう期待を裏切らないんじゃねえかな。

 逆に2代目スパイダーマンなキャラもチラ見してたりして。これはどう扱う気なんだ?!というワクワクがいちいち止まらない。

 そういえば、メリー・ジェーンはちゃんとかわいいです。歴代ヒロイン全混ぜ状態なんだけど、全然違和感がない。

 

 

 

意外と難しい

  過去のゲームを参考に、上乗せして、非常に贅沢なゲームを実現させている。よく出来た高解像度のニューヨークを、超高速で快適に飛び回れる点でも、マーヴル世界を表現したゲームとしても、一級。現時点ではほとんど欠点が見当たらない。

 メイン・サブはともかく、収集・チャレンジ系のバラエティーミッションはストーリー性がほぼない、とか、ちょっとした物足りなさはあるが、全体からすれば然程気にならない。

 強いて言えば、アクションの難易度は高めに感じる。少なくともバットマンより、ダウン率が高い。スパイダーマンは防御が薄く、アクションのテンポがバットマンより早い。無敵時間のある技も少ないので、乱戦で雑に動くと、あっという間に畳まれてしまうことがある。特にムチ使いの敵がきつい。敵の隙間からいきなり掴まれてたたきつけとかお前ズルくない?

 ガジェットを有効活用すれば、ちゃんと圧倒出来るのだが、脳みそがサルなので、敵を見たら思わず突撃して大暴れしたくなるんだよね…。バットマンだと結構それでもなんとかなったんだけど。あの蝙蝠探偵、強かったんだな…。決して、加齢でゲームが更にへたくそになったわけではない。多分。おそらく。 

 ボス戦も割と簡単なんだけど、雑魚戦、特に複数ウェーブを戦う拠点戦がきつい印象。カジュアルな雰囲気なので、この妙に歯ごたえのある部分は人によってはきついかも。逆に、ボス戦は、もうちょい歯ごたえあったり、展開がある方が嬉しいな(あくまで現時点までで攻略したボス戦に限るけど)。今後はもう少し充実したボス戦があるかしら*1

 

 

 あ~、早く帰ってスイングしたい。

 

 

 

 今日は以上。

*1: 海外ゲームはボス戦の作りがあっさりギミック少な目の印象がある。充実したボス戦でパッと思いだせるのはGod of Warシリーズとかくらいかな