「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」感想
先週一週間、体調不良でまともに動けていなかった。
なので、もう6日ほど前の話になるが、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」をクリア(=ラスボスを撃破)した。
今日は、その感想。
プレイ状況
全編switchでプレイ。
神獣4体を撃破。マスターソードを取得。祠は115個をクリア。
感想
とても心地よく、とても楽しく、色々を思いを巡らせながらプレイし、充実した時間を過ごさせてもらった。
画期的であるから良いとか悪いとかではないが、画期的なシステムはほとんどない。オープンワールドの手法からして、珍しくはないし、手法、要素を個別に見ると、他のゲームで見当たる要素ばかりなのだが、なんだか全ての風通しがよく心地よい。そこまで含めて「オープンエアー」なのか、と腑に落ちるまで結構時間はかかったが一言でここを以てオープンエアー足らしめているという要素があるのではなく、全体でそう感じさせるのだから当然だ。
入念に調整された物理エンジン。世界を手触りで感じるような多彩で色々試したくなる挙動やアクション。途轍もなく広大でいながら、全体で一つのアトラクションとしてデザインされている印象を受けるマップ。自由を常に担保しつつ、誘導もすぐ視界に入るようにする絶妙さ。何がというより、こうした色々全部が心地よさの理由なんだと思う。
正直、細かいところでは不満もある。
特に、アイテムタブを切り替えが辛い。今からでもL/Rをタブ切り替えに割り当ててくれないかな。あと、武器ポーチなどを展開した時は、一定数以上で2列以上の表示にしてほしかった。
馬も呼び出し制限がきつくて、思ったより活用出来なかった印象。いざ乗るとめちゃくちゃ気持ちよく走れるんだけども。
まぁ、不満と言えばこのくらいか。
ああ、なんて心地いいんだろう、面白いんだろう、と遊んでいるうちに、ラストバトルにまで到達してしまった。ラストバトルについては、少々強くなり過ぎてしまったか、あっさり決着がついてしまった。ここはしょうがないかな*1。手強いラスボス戦をしたい人は神獣倒さないでよろしく!ということなんだろう。
物語、キャラクターについても充実していた。
癖があって、濃い味付けのキャラクターがたくさんいて、英傑達やその子孫のような物語の核に関わるキャラ以外も、色んなキャラが印象に残っている。
メインであるゼルダは、シリーズでも指折りにいいゼルダ。テトラも好きだが、悩めるゼルダも非常に良いし、悩みを超克していく姿はグッと来る。他、好きなキャラを挙げるとマンサク、カンギス、モモちゃん、ゲルド谷で出会ったパーティーの人たち、エノキダ。山のキャンプでゲテ飯作ってる人も好きだな。英傑ではリーバルが好き。英傑の子孫だとシド王子。
リンクについては、100年前からの状況を知る者にとっては滅亡寸前の世界、今を生きる人達にとっては呑気で平和な世界という二面性を持った世界の中、どちらでもないサイコパスな人として如何用にも見えるキャラに仕上がっており、剣士として、女装の天才として、変態として、悪党として、あらゆる方面に才能を発揮出来る真っさらな雰囲気が、この自由なゲームにはよくあっていたと思う。自分のプレイを振り返ると、ゼルダの最後のセリフになんて答えたか考えると怖くて怖くて…。
思いつくままに書いてみたが。
その先に何があるんだろうと思って道なき道を行くだとか。世界の手触りを感じるだとか。そこにいるキャラクターが生きているなーと思うだとか。試行錯誤と工夫で謎も戦いもクリアする楽しみだとか。一つ一つは他のゲームでも味わえたりするかも知れないけれど、そうしたことが手応えを持って次々と味わえる。そんなゲームだった。本当に楽しませてもらいました。
まだまだ先のことになるが、2回のDLC配信も非常に楽しみだ。充実したDLC、楽しみにしてます。
今日は以上。
*1: 解放した祠の数などで進捗を見てボスを強化してくれたらという気持ちも一瞬湧いたが、そもそも弱体化させる為に神獣を倒して回るので、物語と衝突する