マリオオデッセイの音がいい
「マリオオデッセイ」のパワームーン、もとい、バナナをチマチマと集めている。
ブレスオブワイルド前のゼルダを彷彿とさせる、細かい謎解きの連続という感じのプレイフィールで、それがシャープな操作性で遊べちゃうため、ノンストレスに延々とやってしまう。
クリアまでのリニアな*1ゲームプレイも大変充実した時間だったが、クリア後、用意された多数の箱庭をほじくりしていくプレイでも、マジかよ、というようなステージの奥行きを見せられ、小さな驚きの連続が心地よい。
ノコノコレースで修練していると、簡単操作に詰め込まれた今作のアクションの奥行きに目を剥く。これはもう畏怖だよ畏怖。適当にも、シビアにも、どちらでも遊べる操作を、簡潔にまとめている点は芸術的ですらある(Joycon操作をキーにアサインさせてくれたら至宝だった)。
とにかく音がいい
とまぁ、アクションの凄さとか構造が良いとかそういう話は置いて。
前回も書いたんですけど。
色々楽しいこと満載の「マリオオデッセイ」なんだけれど、自分は特に「音」が良いなと。
ボーカル曲って事で話題になった「Jump Up, Super Star」が良いってだけの話じゃなく。
この曲自体もいいのだけれど、ステージBGM、SE、環境音、音の使われ方、諸々がいちいち気持ち良いんです。
街に近づくと流れるBGMがまず抜群。環境変化で音楽もどんどん変わっていく。時に無音になった時は、環境音とSEが心地いい。環境変化に合わせてBGMだけでなく、SEまで変わる細かい仕事っぷり。壁に入り込んで2Dモードになると8bitな音源に変化するのはニーアのようだが、あちらのような画面切り替えすらないため、よりスムーズで連続性が途切れない。
色んな国を旅するというテーマもあって、国際色豊かな音を聴く事が出来るのだが、特に、後半ステージでは、目立ってBGMのテイストが変わるシーンが二度あり、メリハリが素晴らしい。
ビジュアル、操作性、音の相乗効果が抜群に決まる瞬間が多々あって、じわじわと幸せになれる。
という訳で、ゲーム音楽が好きな人は「マリオオデッセイ」の音楽しいので是非遊んでみましょう。ゲーム自体も、すごく贅沢かつ快適にめちゃ面白いので。
ゲームプレイとの合わせ技で音が活きてるのは勿論だが、単純に個々のステージ曲などをだらだら聴いていても素晴らしいので、サウンドモードがあるのは大変ありがたい。是非、サントラも出して欲しいが、出てくれるんだろうか…(多分DLC後にリリース発表されると信じてるけどゼルダのサントラが一向に出る気配がなく不安になってる)。
ゴエモンが突然成仏した
オデッセイ和風ステージを遊んでたら、こう…64~3D~和風…というだけの細い繋がりなんですけど、ゴエモンが連想されまして。
もし、ネオ桃山幕府路線の3Dアクションなゴエモンシリーズがまだ作られていたら、このステージが完成形だったのでは?と感じたんですよね。ひょっとしてこのステージ、グッド・フィール(元ゴエモンスタッフも在籍しており、ヨッシーシリーズなど制作)が関わってないかな、と夢想したり。スタッフロールで確認し忘れたんだけど。
時々、「ゴエモンシリーズまた復活してくれないかな~」「いや、ゴエモンらしさって最早ガワの問題になってたし、今更ないよな~」とか思ってたんですけど、今回、マリオオデッセイの和風ステージ遊んだら、そうした気持ちがあっさり成仏しちゃった。
念のために言うと、「月風魔伝」プラチナゲームズ版をやりたい気持ちまでは成仏してないません(牽制)。絶対に作ってくれ。
今日は以上。
*1: とは言え、クリアまででも寄り道しまくれる太い太い一本道だが