「The Wonderful 101: Remastered」感想
小説をもりもり読んだりしていました。
「荒潮」「アノニマス5巻」面白かった…。
先日、4歳になった娘が「あつ森」のおかげでひらがな・カタカナをほぼ覚え、昆虫や花の名前もどんどん覚えている。娘が3歳の時点から、ドラクエの敵モンスターの名前も覚えたりしていたんだけど(ほぼドラクエウォークのせい)、あつ森の場合、現実でフィードバックできる要素が多くて影響範囲が広い。散歩しながらドラクエ3のフィールドBGMを鼻ずさみ、蝶を見て「あ!アオスジアゲハ!」と喜ぶ。昨日は博物館で隕石を見て、隕石によって滅びる恐竜たちのCG動画を音声検索して見たりしてた。未来だ…。
あとはよく覚えてません。
「The Wonderful 101: Remastered」感想
WiiUでリリースされた「The Wonderful 101」のHDリマスター作品。
クラウドファンディングでのバッカー特典によって、少し早めに、PS4proでプレイ。
再プレイだし、WiiU版より気軽に遊ぼう!ということでイージーでプレイしたが、オリジナル版を遊んだ時の感想を見たら、その時もイージーで遊んでるじゃないか。今回はノーマルでもクリアするぞ。
やっぱり骨太
かなり素直なHDリマスターなので、基本的な感想は以前WiiU版で書いた感想と変わらない。
コミカルな外見、集団を動かして戦うゲームだが、操作感はゴリゴリのスラッシュアクション。タッチパネルorスティックで図形を描くことで、ユナイトモーフ(=武器チェンジ)を行い、強敵をボコボコにする(ボコボコにされる)ゲームだ。
図形を描く際は時間がスローになるので、比較的落ち着いてやれるが、逆に言えば図形を描いていないときはかなり激しめ。見下ろし視点であることや、操作キャラクターが集団であることなどが影響し、慣れるまでは視認性が悪いと感じることもある。
更に、ユナイトモーフによる武器チェンジは、大きく図形を描くほど強力なものが作成できるがゲージによる制限がある。ゲージはガードなどにも使用するため、考えなしにでかい図形を連発していると、肝心な時にガードや回避がうまくできないなんてこともあり得る。
ゲージ制限がある分、敵に強力な攻撃を叩き込めば、一気に敵を撃破できるようになっている。ガードカウンターでよろけた敵に、巨大なユナイトを叩き込む快感はたまらないものがある。ベヨネッタは「とにかく攻撃し続けながら回避するゲーム」という手触りだが、こちらは「敵と状況に合わせて、的確にリソースを使って敵の隙を作り、強力な攻撃を叩き込むことで一気に敵を撃滅する」という感じで趣が違う。
ベヨネッタやオートマタなどのスラッシュアクションに慣れていると、似ているところもある分、差に「癖が強え」と感じるかも知れないが、こなれるほど一気に敵を撃破するのが楽しくなってくる仕上がりになっている。
リマスターなところ
まず、モニター+ゲームパッドの2画面があったWiiU版と違い、リマスター版ではモニター1画面しかない機種への対応となっている。そのため、ゲームパッド画面に表示していた内容は、ゲーム内にサブモニターを表示できるようにすることで強引に解決している。サブモニターは表示サイズ・表示形式を微細に調整が出来るため「完璧!」と言えないまでも、常時サブモニターを見なければならないゲームでもないので、慣れで全然問題なくなるレベルに仕上がっている。
ゲームパッド画面にタッチペンで描いていた図形は、スティックで問題なく描ける。相変わらず、一部似た図形の判定で難を残している(クローとウィップとか)が、それを含めても、WiiU版よりかなりストレスが減った印象。なお、PS4版では、コントローラーのタッチセンサーで図形を描くことも可能だが、図形の大小をコントロールするのは厳しそうだったので早々に使用を諦めてしまった。
パッと見てわかるところでは、解像度が上がったことで、チマチマしたヒーローたちが個別に細かく視認できるようになっているのが嬉しい。「群体」として認識するだけでなく、個別にも動いて奮闘するヒーローたちが見えるため「集団」で団結して戦っているという感覚は少し増した気がする。
あとは、マルチユナイトなどがショップ販売されており、オリジナル版ではスルーしてしまいがちな仕様を見落とすことがなくなった。追加でショップ購入を要求される点は真顔になるが、印象が強まるし、チュートリアルを追加するより、スマートな変更だと感心した。
各種ミニゲームもグッと難易度が下がった……気がする。少なくとも弾が当てづらいとか、回避しづらいという印象はかなり控えめになった。ミニゲーム中の操作もすぐ見返せるので、勢いのある展開に大きく水を差す場面はほぼなくなった。
ぎゅう詰め
お話はシンプルで、80年代アニメのような王道展開だが、それが多段式ロケットの如くどんどん爆発加速していくのが心地いい。わずか7年ほどで古びて感じられる部分もあるがそれはごく一部。この詰込み具合は、今でもなかなかお目にかかれない。
BGMもすこぶる良い。ボス戦でワンダフル・フィニッシュがかかった時、勝利を確信して描くライナーの気持ちいいことったらない。
「WiiU版、結局やりそびれたまんまなんだよな~」という人や「明るく激しいアクションゲームがやりたい!」なんて人は、是非遊んでみて欲しい。癖はあるけど、ぎゅう詰めで、全力でふざけて、全力で熱いアクションゲームなので。
今日は以上。